散歩をしていた。ひときわ目立つ紫陽花を見つけ、褒めちぎったところ、「どうぞお取りください」。
「いえいえそんな意味では、・・・」と、一応辞退のポーズをとる。
この儀式的やり取りが日本特有で面倒だ。
僕があやふやな態度だった。ので、そこのおばあさんは業を煮やしチョンチョンと切って花束に。
僕は玄関に飾った。
右のバラは庭に勝手に咲いたもの。アルミの放熱板に差したらなかなかシュール。このバラが今月の玄関の王座を占めていたが、左遷。
メインは紫陽花に。とくに「隅田の花火」。
きっと改良した人は、昔の隅田花火を見ていた人だ。今や、数と大きさと技巧のみを競う。下品なショーは、日本の夜空にそぐわない。
日本で改良された可憐な八重。
花台は「ビビ」のブランコだったもの。ビビが巨大化して乗れなくなったので転用。