か ら け ん


ずっと走り続けてきました。一休みしてまわりを見ます。
そしてまた走ります。

階段の上と下でいがみ合う

2022年05月22日 | 社会・経済
階段?  もちろん、世の中のそれだよ。会社。

入社したばかりの人間は、さほど上昇志向なんて強くない。一部に威張りたがる人間はいるが。

一部のそういった「できます感」をアピールしたがる人間は、チーム作業は不得意だ。だが、そんな人間、声が大きい。成果をあたかも自分一人で上げたかのようにふるまう。

そこをちゃんと見抜いて目立ちたがりをたしなめる上司は少ない。そんな例外的上司は多くの部下に慕われる。が、なぜか昇進が遅い。




と、ここまでは何とか我慢できる。

そのうちその他大勢の同期の仲間が変質してくる。みんな我も我もの競争に引き込まれてしまう。

ここまで書いた時のバカの反応が僕にはよくわかる。


バカ曰く。
世の中全部競争なんだよ。一人賢人ぶっていつまでもつか。おまんま食えなくなるぞ。



この低能が勝手に当然の前提としているところに大きな陥穽がある。

思考のスパンが短いから目の前の10円を狂ったように拾っている。おまいらは毎日もちまきや豆まきに参加してるだろ。

もっと豊かさにつながる上等な競争があるのが理解できないだろ。理解不能なわけは競争狂いどもが持つ性質にある。どうでもいい、ただ無定見に頑張るという能力しか持たないから。

ようするに池の鯉。

お前の代わりはいくらでもいるんだよ。そう言われて反論のしようがない人間は、レールが敷かれるとそれだけで一目散に走りだす。

彼には勝利とは蹴落とすことであり振り返って後ろの人間を見る。えもいえぬ満足感と勝利感と安心感だ。


そういう人間が危険な理由は、 

①  敷かれたレールの方向が正しいかの価値判断を放棄している。

②  歯止めが効かない。



原因は、一つ。

安きについて現状肯定。要するに、ばか。


だが残念。3年もたつと、違和感を感じる人間は去り大多数が競走馬に変身し考えもせずにニンジンを追う。そんな思考停止になってしまう。




人間の本質かもしれない。しかし、なんであれ、その会社のせいで困ってしまう人間を大勢作り出すような頑張りはやめるべきだ。

電通は新入社員をいけにえにみんなでいびり殺した。


もっと上等の競争があるはずだ。

ただただピラミッドを見ると無意識に上り続けようとする。上るのをやめた人を落伍者という。

そんな低能が多数を占める社会は必ず亡びる。

もはや互いに首を絞めあうだけの社会だ。




そうはいっても僕は希望を持っている。日本はともかく、世界は低能ばかりではない。長くなるのでいったんここまで。


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