友人と野外で無線通信をするために200メートル程度の山に登った。韓国程度なら家の中からもできるが香港、豪州、昭和基地との交信を楽しむ予定だった。
コンディションが悪くまだ交信はうまくいかなかった。暖かくなれば何とかなる。HF~VHF。広場に洗濯ひもの長いやつみたいなのを張りめぐらすもんだからよく通報される。
許可はとっているので問題はない。できればウクライナと話をしたかった。
九州大学の卒業式は品のいいもので特に総長の言葉が印象的だった。昼間のキャバクラのお姉ちゃんたち、ポン引きのお兄ちゃんたちがハイテンションに集う福岡大学とは雲泥の相違があった。どこまでも馬鹿は悲しい。向上心がない。
僕は九州の大学は押しなべて馬鹿かと思っていたので自分の不明を恥じた。総長は、世界を見よといった。ちまちましたアジアだの日本だのに役立つ人間になるな。この時期によく言ってくれた。日本の馬鹿は韓国は島とったもん、とか言って泣き出し、韓国の失敗を狂喜する。出口のない狂乱だ。
いや、からけんは韓国を分かってないと叱られそうだが、そういうお前こそ頭が高い。僕はやつらのせこさ、いい加減さ、暴力性、不誠実さ、虚言。誰よりも分かっている。専門ではないが韓国での出版物はできるだけ読んでいる。
僕が言いたいのは、韓国人がああしたこうしたに一喜一憂する馬鹿は、韓国人と同じだろうということだ。止めろ。中国人の失態を書くと人気があるようだ。僕はそんなことではいかんと書いたのだ。
なぜ事実を噛みしめ背後にある政治情勢や歴史性を嚙みしめようとしないんだ。要するに、中国韓国にしてみれば、日本は悪い国だから何をしてもいいと思っているんだ。僕も悪人の家には食いかけのパンを投げ込む。
外交交渉の3分の2は歴史に対する認識論争で最低150年はさかのぼる。いい加減「お前の母ちゃんでべそ」ごっこは止めないか。まさにそこが日本人の幼稚性、非倫理性をあらわしている。デンマークがグリーンランドのある小さな島の領有をカナダと争ったときの外交交渉文書が明らかになっている。そこにあるのは実に大人の会話だ。どうせ読まないだろうから僕も言わない。
ここですねるのがその馬鹿さ加減をよく表している。そしてすぐ忘れる。おめでたい。
僕らが無線をしていると下品な色の服を着た韓国人が来てベンチでジュースを飲んだ。もちろんジュースの缶をそのままに立ち去った。
問題はここからだ。明らかに日本人と分かる上品なご老人二人が同じベンチに腰掛けた。僕らは無線に夢中になっていたが、ふと気がつくとご老人と共に空き缶も消えていた。