白い「馬酔木(あせび)」が、開花していました!
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馬酔木の開花時期は、3月初旬から4月中旬頃までと短い命です、
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「 わが背子に わが恋ふらくは 奥山のあしびの花の 今盛りなり 」
万葉集 第10巻 1903番歌
作者不詳
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< あの人を想う私の気持ちは、奥山で今が盛りと咲く馬酔木の花、そのものです >
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ざっと今から1300年前、
ため息交じりで独り言のように詠んだ歌なのか
あるいは、
恋文として贈った歌なのか
よくわかりませんが
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これほどに想われた男は、
そういう経験のない者から言わせて頂ければ、
大変腹立たしい限りながら、
世界一の幸せ者であることは間違いありません
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長居公園にて
(S28-70)