万葉の小径で、「ヤブラン」が、咲き始めていました!
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ヤブランは、常緑性で病気にも強いため、造園の植栽材料として、よく使われています
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毎年、7月末頃から10月中頃まで、ご覧のような青紫色のはなを咲かせます
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「 山菅の乱れ恋のみ
せしめつつ 逢はぬ妹かも
年は経につつ 」
柿本人麻呂
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ヤブランが咲く側に上のような柿本人麻呂の歌がパネル表示されていました
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恋心を乱れさせるばかりで、
なかなか会ってくれない恋しい娘への切ない気持ちを
詠んだ歌だそうです
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ヤブランの複雑に絡まった根を観て、己の切なく、心乱れる恋心を重ね合わせる
その発想の豊かさに感心するばかりです
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長居植物園にて