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感動の作文

2021-02-26 22:41:41 | 日々の思い

日本語大賞入選作発表

■小学生の部(全文)

おとうさんにもらったやさしいうそ

佐藤 亘紀(さとう・こうき)

茨城県古河市立古河第二小学校一年

ぼくのこころにひびいたことばは、「おとうさんはちょっととおいところでしごとを

することになったから、おかあさんとげんきにすごしてね。」です。そのときぼくは二さいでした。

とても小さかったのでちょくせついわれたのはおぼえていませんが、いってくれたときの

どうががおかあさんのスマホにいまでものこっているので

すきなときにきくことができます。


このふつうにおもえることばがぼくのこころにひびいたりゆうは、じつはこれが

おとうさんがついたうそだったからです。このことばの一しゅうかんごに、おとうさんは

はっけつびょうでしんでしまいました。そして、このことばをおとうさんがのこしたのは

びょうきがわかってにゅういんした日でした。おとうさんは、あえないあいに

ぼくがかなしまないように、わざとうそをつきました。

うそはふつうよくないけど、これは、おとうさんがぼくのためについてくれた

やさしいうそだとおもいます。

このことばをどうができくと、おとうさんにあってみたくてすこしかなしいきもちになります。

でもかなしいだけじゃなくて、かなしませないようにうそをついてくれた

おとうさんのやさしさをおもって「がんばろう!」とおもえます。

おとうさんがしんでしまったことはしっているけど、おとうさんのうそがほんとうになって、

いつかよるおそくにドアのまえで「ドアをあけて。かえってきたよ。」といっているおとうさんにあいたいです。

こうおもえるのも、おとうさんのやさしいうそのおかげです。

 ぼくからおとうさんにつたえたいことがあります。「おとうさん、うそがばれてるよ!

 だってまわりにびょういんのどうぐがいっぱいあるし、おとうさんがよこになっているし、

めからなみだがちょっとだけでているし、こえがさびしそうだから。」

でもぼくは、だまされているふりをしつづけようとおもいます。

おとうさんがやさしいうそをついてくれたおかげで、ぼくのこころはつよくなれています。

これからもおとうさんのことばをまもっておかあさんとげんきにすごしたいです。

おとうさん、やさしいうそをありがとう。


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読売新聞朝刊の記事から抜粋
感動した作文なのでご紹介いたします。
何度読んでも涙がこぼれてしまう・・
お母さんを支えて心優しく心の強い大人になってくださいね・
亘紀くんのこれからの人生、困難なことがあっても
負けないで!!
天国からお父さんがいつも見守っていることでしょう・・







コメント (2)
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