一客一亭

お料理や肝心な場面の撮れませんでした・・Y様もお点前で私も一服！


一客一亭・・亭主が大切なお客様を一人、一対一でもてなす茶事の事です。

親しい間柄であっても、今までのお茶の学びと向き合うのでお互いに真剣です。

共に切磋琢磨して生きた時間を今、お茶を以って共有する時間はなにものにも

かえがたい至福のひとときなのです。Y様と以前からその夢を叶えたいと思いつつも

やっと昨日実現致しました。かつての同門の間柄ですが、茶道の師以上の存在で

社中ではいろいろにご教示いただき、先輩格の中では別格で何事においても

際立ったお人なの。静謐なお人柄は私の憧れであり母に近いお歳なのにアクティブに

趣味の事や何か気になることがあるとお出かけになったりと知性と静かにサラッと

行動しているY様はとても素敵！一昨年に大切なご主人さまを亡くされ・・

少しお元気になったY様を今度ではなく・今！そう・・今でしょう～そんな気持ちでした。。

ご無理なきようにお洋服でと申し上げ、拙宅までお越しいただきました。

わたくしの支度にも気遣っていただき・・緊張しないように少し進行を緩めてくださったの・・

そんなわけでお料理を出す手順もちぐはぐになったりと・・まぁ～そこは

知らない間柄じゃないので結局いつものように楽しい会話のお茶事になったの！！

飯椀、汁椀、向付、焼物、煮物、預け鉢（4品）お酒の変わりにシードル（リンゴ発砲酒）

わたくしも向付まではお隣でいただき後は手順に添って濃茶続きお薄で楽しいひと時でした！




上段13個のおチョコはY様から使ってくださいねと・・2段めのお菓子とお茶の手みやげ

そしてそして何と！準教授のお茶会でご正客にお出ししたという平焼の（淡路焼）の

大切な思い入れのお茶碗をわたくしにと・・嬉しさに心が震えました。。

Y様のお庭のお花もたくさんにいただきました。黄色のジョウロウホトトギスも！

※上とは江戸時代の大奥の女中の役職名のひとつ、あるいは高級女官のことらしい

Y様とのお約束米寿の時にまたお茶事で・・それまで元気で頑張るわと・・

それより季節ごとにまたお茶事を致しましょうと申し上げました。。

まだ先のお約束ですがとても心に響きましたね。人生の約束！なんて素敵なのでしょう。。。

私は幸せ～素敵な茶友が今目の前でほほ笑んでいる・・

お茶で学んだこと　　そう　いい出会いは人生を豊かにするってことね。。。。