加瀬工務店のブログ 熱血!建築魂!

千葉・南房総地域(館山市・南房総市・鴨川市・鋸南町)で新築注文住宅を中心に、真面目で丁寧な家造りを目指しています。

ウッドデッキ製作

2009-04-24 | 現場日誌

今週は暑い日もあり、すっかり初夏と思っていたら今日の午後からの冷え込み。
現場で少し寒い思いをしながら仕事をしていました。 風邪などをっひかないよう気をつけてください。
今週は山裾の小住宅のウッドデッキ製作を中心に作業を進めました。

090417_1写真は日当たり良い南側にデッキを作成するため、先日コンクリートを打った場所に束石を並べているところです。
コンクリートを打ってあるので、そのまま柱などを立てても良いのですが、より耐久性を上げるため束石を施工しました。


090417_2 この束石の施工には、ひと工夫があります。そのままモルタルで固定しても良いのですが、束石の底面に傷をつけることによって、モルタルの付着を高め、少しでもしっかり固定できるようにしています。
通常ほとんど行われていない加工(ここまで考えない?)だと思います。お客様にはわかってもらいにくい部分ですが、こういう事を少しずつ積み重ねることで、良い物造りにつながると私達は考えています。
※モルタル
 セメントと砂を混ぜたもの。 ちなみにセメントと砂と砂利を混ぜたものをコンクリートという。
 強度の面ではコンクリートの方が強くなるが、砂利が入っていないの比較的軽く、塗ったり接着剤として使う場合はモルタルの方が使いやすい。
   

090417_3柱を立て、土台をまわし、床を張り終えた状態です。
手摺りの部分を作っています。今回はシンプルな縦格子です。
デッキに使われている木材は、先日のブログに書きました米ヒバです。米ヒバは土台材にも使われていて、腐朽菌やシロアリの食害に強く、大変耐久性の高い木材です。当社の土台はほとんど米ヒバの無垢材です。
本当は国産の日本ヒバを使えば最高なのですが、価格が高くてなかなか使えません(>_<)
他には桧でも良いのですが、かなり良質な物を使わないと、防腐性能がけして良くない場合があります。
最近では「桧だから安心です。」という話も多く聞きますが、「桧だから安心」と言う考えは安易にはしないで下さい。
ちなみに、公共施設や商業施設などに使われている茶色いデッキ材は、東南アジアなどで切り出される木材で、重くて耐久性がすごく高い製品などですが、価格が高めなのでなかなか採用しにくい状況です。(>_<)
見かけたら、「この床は高い物なんだなぁ。」とか思いながら踏みしめて下さい(^O^)
「高くてもいいから貼りたい!」というお客様、お待ちしています(^-^)

デッキの前部分には土間コンクリートを施工するため、整地と型枠の施工をしましたが、夕方からの雨予想&明日の大雨予報で残念ながら来週に延期です(>_<)

090417_4先日ベースを打った現場の工事は、デッキ施工の合間をぬって立ち上がりコンクリートも施工しました。
今回も一輪車による施工です。雨の予報が出ていましたが、打ち込んだ後、天端レベラー(基礎の上を平らに仕上げる材料)を施工して、雨に濡れないように覆いをかぶせて施工完了。
現在は養生期間中です。
良い基礎が出来ていますように・・・。 それでは!


加瀬工務店 T.K

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