宮本輝さんの小説「田園発 港行き自転車(上・下)」を読んだ。
これはハードカバー。しかも新刊。
いつもは文庫本をブックオフさんで買っているが、
今回はお正月ということもあり、奮発。
本作品の舞台は、京都の5花街のひとつ宮川町、
富山県東部の滑川市や黒部川沿いの入善町など。
そして、表紙絵にもある、黒部川に架かる赤色の愛本橋。
滑川駅で急死した賀川直樹の娘で、
絵本作家の真帆。
京都で修業し、富山で美容院を営む、
夏目海歩子と一人息子の佑樹。
東京で就職するも、都会の空気に合わず、
富山に戻り、元気を取り戻す、脇田千春。
他にも、真帆の担当であるタミーこと、寺尾多美子。
その多美子と結婚することになるシゲオちゃんこと、北田茂生。
海歩子が京都時代に世話になった、甲本雪子と夫の正晃。
千春が東京の会社で世話になった川辺康平と平松純市。
そして、康平の友人の日吉京介。。
最後は、みんな、富山に集まる。
佑樹の出生の経緯は好きではないが、
作品に登場する人物が魅力的でよかった。
本作品のなかで偉人たちの言葉が引用される。
「言うべき時を知る人は、黙すべき時を知る」(アルキメデス)
「当たり前のことが、いつでもどこでもできるならば、
私があなた方の弟子になりましょう。」(千利休)
なかなか意味深い言葉である。
お正月休みやその後の週末にのんびりと読め、とても有意義な時間を過ごせた。
休日の午後、おちぇのお昼寝に付き合い、寝室で読んだりと。
本から目を離し、顔をあげると、
すぴすぴと寝聞きが聞こえる。
日が傾いて西日が差し始めても、すぴすぴ。
体勢を変えて、より深い眠りに。
新年からこのように過ごせて、とても幸せである。
今年1年が幸多い年になりますように。
これはハードカバー。しかも新刊。
いつもは文庫本をブックオフさんで買っているが、
今回はお正月ということもあり、奮発。
本作品の舞台は、京都の5花街のひとつ宮川町、
富山県東部の滑川市や黒部川沿いの入善町など。
そして、表紙絵にもある、黒部川に架かる赤色の愛本橋。
滑川駅で急死した賀川直樹の娘で、
絵本作家の真帆。
京都で修業し、富山で美容院を営む、
夏目海歩子と一人息子の佑樹。
東京で就職するも、都会の空気に合わず、
富山に戻り、元気を取り戻す、脇田千春。
他にも、真帆の担当であるタミーこと、寺尾多美子。
その多美子と結婚することになるシゲオちゃんこと、北田茂生。
海歩子が京都時代に世話になった、甲本雪子と夫の正晃。
千春が東京の会社で世話になった川辺康平と平松純市。
そして、康平の友人の日吉京介。。
最後は、みんな、富山に集まる。
佑樹の出生の経緯は好きではないが、
作品に登場する人物が魅力的でよかった。
本作品のなかで偉人たちの言葉が引用される。
「言うべき時を知る人は、黙すべき時を知る」(アルキメデス)
「当たり前のことが、いつでもどこでもできるならば、
私があなた方の弟子になりましょう。」(千利休)
なかなか意味深い言葉である。
お正月休みやその後の週末にのんびりと読め、とても有意義な時間を過ごせた。
休日の午後、おちぇのお昼寝に付き合い、寝室で読んだりと。
本から目を離し、顔をあげると、
すぴすぴと寝聞きが聞こえる。
日が傾いて西日が差し始めても、すぴすぴ。
体勢を変えて、より深い眠りに。
新年からこのように過ごせて、とても幸せである。
今年1年が幸多い年になりますように。