けいた と おちぇの親方日記

わんこと暮らす、のんびり日記

小説「草原の椅子」(宮本輝著)

2014-02-18 18:00:00 | 書籍(小説)
昨年の話になるが、宮本輝著の「草原の椅子」(上下巻)を読んだ。





宮本さんの作品は好きであるが、これも宮本さんらしい素敵な作品であった。
とても感動するというわけではないが、
頷きながら読み、「そうだよなぁ」としみじみ感じ入る、そんな作品である。

特に遠間と富樫が発する言葉や想いには、共感できるものが多かった。

(富樫の言葉)
「ひとつのことが、ちゃんとできるやつは、ほかのことも、ちゃんとできるんや。
 つまり、その逆のケースは、ほとんどないっちゅうことや。
 ひとつのことができんやつは、ほかのことをさせても、結局、あかんちゅう場合が多い。」

(やりたい仕事から外され、希望外の部署にいる遠間の言葉)
「その希望を社に強く訴えてみればいい。
 そうすることに躊躇があるなら、いま与えられた仕事に全力を尽くしてみることだ。
 俺はもう立派なおとななんだからな。
 これがいや、あれがいや、と文句を言って、あてもなくさまようのは、
 芯のないガキのやることだ。」

本当にそうだなと思う。
若い人には、こういう作品を読んで、自分の境遇を乗り越えて行ってもらいたい。

本作品を読み終えた頃、佐藤浩市さん主演で本作品が映画化されていた。
美しいフンザの景色が見たく、映画館へ足を運ぼうかとも思ったが、行けなかった。



先週末DVDを借り、やっと観ることができた。
その感想はあす以降に。

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スンガリーのロールキャベツ

2014-02-17 17:30:00 | 美味しいもの(首都圏)
昨年の暮れ、仕事で久しぶりに新宿に行った。
新宿は以前の勤務先で勝手知ったる街であるが、7年も経つと、様変わりである。



お昼の少し前に用事が終わったので、新宿でお昼を食べることにした。

ハイチのドライカレー、ハシヤのパスタなど迷ったが、スンガリーのロールキャベツに。

開店まで10分以上前あったが、ロールキャベツは限定20食であり、並んで待つことにした。
当時は開店前に並ぶことはなかったので、少し驚いたが、繁盛していて良かった。



入店したら、早速、注文。
すぐにコールスロー。そのあとにボルシチとパンが運ばれてきた。



メインのロールキャベツはオーブンにかけるのか、ボルシチを食べ終わって暫くしてからの登場。



濃厚なソースに挽き肉がぎっしり詰まった、ロールキャベツ。



ロールキャベツだけで食べてもいいし、パンを残しておいてソースを付けて食べるのもいい。

値段は1,100円。この味でこの値段はリーズナブル。
当時と変わらない美味しさのままで良かった。
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ふ、深いでちゅ(おちぇ)

2014-02-16 00:32:20 | おちぇ(日常)
今週末も金曜から降り出した雪が大雪となった。

昨日は、未明からソチ五輪の男子フィギュアを観ていたので、
少し遅起きになってしまったが、庭を見ると、先週以上に積っていた。

おちぇに聞くと、庭に出たそうだったので、とりあえず出てみることに。







かなり雪深かったが、おちぇは楽しそう。









ぴょんぴょん楽しそうにし始めた。







しかし、やはりおちぇには深すぎるらしい。







今度は埋まってしまい、動けないことに。









でも、楽しそう。







今日は早くに満足(?)したらしく、少しの時間で部屋の中へ。







思っていた以上に雪深く、おちぇもちょっと驚いていたようである。





この後、家の周りの雪かきを。
自分は腰痛持ちなので、奥さんが頑張ってくれた。
ありがとさん、お疲れ様でした。感謝しています。

おちぇも疲れたらしく、夜は早めに寝始めた。





今日も少し遊ぼうか、おちぇ。
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シュタイフのテディベア

2014-02-15 10:00:00 | 大切なもの
うちには、テディベアが二人いる。
一人はパディントンベア、もう一人はクリスマス・ミュージカル・テディベア。

二人とも家族からのプレゼントである。
ぬいぐるみ好きという訳ではないが、可愛いと思うテディベアがたまに出てくる。
(これ以上、増やすつもりはないが)



最初に来たのが、パディントン。
ダッフルコートが可愛く、一目見て気に入った。
しかし、値段を見て、自分では出せないなぁと思っていたら、
奥さんが結婚記念日にプレゼントしてくれた。





次にやって来たのが、白いほうの子。
この子はおちぇの小さいときに良く似ており、同じくほしいなぁと思っていたら、
今度はクリスマスに家族みんなでプレゼントしてくれた。





シュタイフのテディベアは少し値が張るが、一生ものであり、大切にしたいと思う。
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小説「家守綺譚」(梨木香歩著)

2014-02-14 18:30:00 | 書籍(コミック)
梨木香歩さん著の「家守綺譚」を読んだ。



梨木さんの作品は「西の魔女が死んだ」に次いで、二作目になる。
「西の魔女が」は、原作も映画もとても好きな作品である。

本作品は、一話一話は短い内容で、サルスベリに始まり、
葡萄で終わる、植物をタイトルとした全28話。
今は亡き友人・高堂の家守をする物書き、綿貫征四郎の目線で書かれている。

サルスベリ(百日紅)


ハクモクレン(白木蓮)


掛け軸からやってくる高堂とのやり取り、愛犬ゴロー、お隣のおかみさんのはなさん、
囲碁好きの和尚、長虫屋、河童、カワウソ、小鬼など、登場人物(?)が愉快である。

また、草木がまるで人間のように描写されているのも面白い。
草木は話すことができないが、この本のような思いを抱いているのだと思う。

非科学的な話であるが、面白くて、あっという間に読んでしまう。
続編である、「冬中夏草」も文庫化されたら、是非読みたい。
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