中央美術学園 

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再録!世界の空山先生!

2023年07月06日 | いま、中美では

以前このブログで紹介した、空山先生の記事を再録します。

上の画像は1999年6月に発売された初代AIBO(アイボ)で、本学図書室に生息。

この初代アイボは、本学卒業生の世界的イラストレーター空山基先生がデザインしたものですね。近未来的でメカニックなデザインが世界中の注目を集めました。

人気ロックバンドエアロスミスのCDアルバムにも採用される等、中美から世界へ飛躍したアーティストのお一人です

下の画像は 2016年2月、空山先生は渋谷のギャラリーNANZUKAで、個展「女優はマシーンではありません。でも機械のように扱われます」を開催されたので、その会場を訪問したときの様子を紹介します。

ⒸHAJIME SORAYAMA
Courtesy of NANZUKA

Untitled 2015 ⒸHAJIME SORAYAMA
Courtesy of NANZUKA

Untitled 2015 ⒸHAJIME SORAYAMA
Courtesy of NANZUKA

SexyRobot life size standing model A 2016 ⒸHAJIME SORAYAMA
Courtesy of NANZUKA

画像はNANZUKAさまのご厚意ご協力によるものです。ありがとうございました。

以下は、NANZUKAさまの前回の個展案内文です・


このたび、NANZUKA は、空山基(1947-)の新作個展「女優はマシーンではありません。でも機械のように扱われます。」を開催致します。本展では、空山が新たに描き起こしたマリリンモンローをモデルとした新作ペインティング、及び「セクシーロボット」シリーズを3次元化した立体作品を発表致します。

空山基は、1969年に中央美術学園を卒業、広告代理店勤務を経て1972年よりフリーとなって以後、驚異的な写実力を武器に、人体と機械の美を追求した作品で、国内外で伝説的な存在となっているアーティストです。その名を世に知らしめた作品「セクシーロボット」シリーズ(1978年-)では、女性の人体美をロボットに取り込んだ表現で、その後のロボットのイメージ形成に大きな影響を与えました。1999年には、ソニーが開発したエンターテイメントロボット「AIBO」のコンセプトデザインを手掛け、グッドデザイン賞グランプリ(通産省)、メディア芸術祭グランプリ(文化庁)を受賞。2001年には、初代「AIBO」がスミソニアン博物館&MOMAのパーマネントコレクションに収蔵され、同年に朝日新聞発明賞を受賞しています。また、世界的ロックバンド、エアロスミスの「Just Push Play」(2001)のアルバムカバーを手掛けたことでも知られています。

空山は、エアブラシを駆使した写実表現技法のゴッドファーザーとしても、世界中のクリエイターから尊敬を集めています。空山は、1983年に出版した作品集「SEXY ROBOT」の中でロボットを描く過程を惜しげも無く図解していますが、この本はその後世界中に拡散し様々な国のアートスクールで教科書として扱われるようになりました。その結果、空山作品の影響は日本のコマーシャルアートの枠を遥かに超えて、ハリウッド映画から世界中のストリートアート、ファインアートまで多岐に渡るようになりました。

空山は、人間の肌、唇、眼球、髪の毛、体毛の1本1本、あるいは衣類の革やシルクの質感、ロボットのメタリック感、反射する光など、微に入り細にわたったハイパーリアリズムを追求するために、先輩イラストレーターであった山口はるみの作品を習ってエアブラシを用いて絵を描くようになったと言います。空山は、写実的絵画の可能性について、「写真では絶対不可能なアクロバティックな姿勢や、現実には存在し得ないコスチュームを人物につけさせたり、あるいは解剖学的にはずれる肉体や自分好みの美女を自在にコラージュして作り出す事ができる」と語っていますが、あくなき美意識を追求する空山の努力が、この「発明」を生み出したと言えるでしょう。

今回の展覧会では、空山が敬愛するアイコン、マリリンモンローの肖像をロボットとして描き起こした新作ペインティング10数点と、セクシーロボットを等身大、及び1/3スケールに造形化した新作の立体作品を発表致します。1月30日(土)には、アーティストを囲んでレセプションパーティーを開催いたします。皆様のご来場を、心よりお待ち申し上げます。


空山氏の個展案内はこちらをご覧ください空山氏個展

NANZUKA
150-0002 東京都渋谷区渋谷2-17-3
渋谷アイビスビル B1F
Tel: 03-3400-0075  


NANZUKAさまのHPはこちらですwww.nug.jp

 

「世界のSORAYAMA」さんも、最初の一歩を中美でスタートしました。

夢への第一歩。踏み出すことが大切です。

そして、その背中をそっと後押しすることが学校の役目だと思うのです

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東京現代アートフェア開催!

2023年07月06日 | アート情報

中美卒業生のみなさんはすでに周知のことと思いますが、明日から横浜で大規模な国際アートフェアが開催されますね

このブログでも過去に紹介した有名ギャラリーが多数参加します。

ミヅマアートギャラリー、カイカイキキ、スカイザバスハウス、ナンヅカさん・・

こちらは数年前にナンヅカギャラリーで開催された、空山先生の個展です。

空山先生には会えませんでしたが壮観でした。

中美図書室には、空山先生がデザインしたアイボやセクシーロボットのエアロスミスCDを展示していたのですが、世界で活躍する中美卒業生 空山先生のことを今の中美関係者は知らないのかもしれないですね。

このフェアに参加する卒業生も多いかと思います。

ぼくも招待状はもらいましたが週末3日間とも仕事があり、行けるとしたら夜に顔出しするくらいですね。

コロナ禍が収束し、アートイベントが活発化、国際化することは喜ばしいことですよね