アンダルシア 女神の報復(DVD)

大ヒットした「アマルフィ女神の報酬」の第２弾。
前作がまあまあ面白かったのでＴＳＵＴＡＹＡでレンタル。

４５点。

まあ普通。というより暗い、地味。これでかなり損をしている。
戸田恵梨香をパートナーに物語を進めればもっと面白い物になったと思うけれど、主役２人織田裕二と黒木メイサが全く笑わない。終始しかめっ面。
そして話が暗い話。不正融資がテーマ。しかも季節は冬でまわりは雪。肌寒く感じるのも暗さを増長してマイナス。
結局なんで映画を観るかと言えば、気分転換や楽しい時間を過ごしたい、ということだと思うけれど、それがない。福山雅治のキャラクターにアクセントを求めたのかもしれないが無理して痛々しい。

前作は異国情緒たっぷりだったし、戸田恵梨香がちょうどいいアクセントになっていた。
ストーリーにも驚きがあった。

（ここからネタバレありー注意）

本作はストーリーにやってはいけない禁じ手が使われている。

個人的に考えるその“禁じ手”は２つあり、一つは「夢落ち」。最後に今までのことは全て夢でしたというやつである。
そしてもう一つは「防弾チョッキ」。拳銃で撃たれて死んだことになっているが防弾チョッキで生きているというやつである。これが使われている。
途端に興ざめ。

でもまあ最後まで観たというのは作品に力があった証拠。
本当は第３弾を観たい。
出来たら「夜の大捜査線」のような個性的な警官とパートナーを組んで事件を解決するみたいのが観てみたいねえ。本作の不調を挽回して欲しい。できると思うけれどなあ。
エンターテインメント ブログランキングへ