「＜ｉＰＳ臨床問題＞森口氏の論文に虚偽」報道に思う。

＜ｉＰＳ臨床問題＞森口氏の論文に虚偽　米病院「手術なし」
毎日新聞 10月13日(土)20時4分配信（記事引用）
「日本人研究者の森口尚史氏が主張する「人工多能性幹細胞（ｉＰＳ細胞）の世界初の臨床応用」は、実施が不可能だったことが分かった。論文の草稿に列挙していた日本人共著者４人全員が関与を否定していることに加え、森口氏が論文の草稿などで実施場所としたハーバード大系列のマサチューセッツ総合病院（ＭＧＨ）が「手術はなかった」との調査結果を公表したことで、森口氏の主張は破綻した。」

という報道。

また山中教授の論文をコピーして使用していたことも発覚。

今回の問題は、ただ単に森口氏個人の問題ということだけじゃなくて、いろいろな問題を含んでいる。
１、報道のあり方（誤報への対応）
２、論文の引用のあり方（基準やチェック機能はあるのか）
３、共著、監修の基準、役割、あり方（名義貸しは、士業の世界じゃ犯罪である）
４、医師免許を持たない人間が海外では手術ができるのか、日本でそれを罪に問えるのか。
５、経歴詐称の基準（1ヶ月でもOKか）
等々

１で言えば、誤報をしたら、報道した社長が記者会見して頭を下げるくらいすべき。だって「報道」が商品なんだから。
２の論文の引用について言えば、私のブログもそうだけれど、引用した場合は出処を必ず記載すべき。以前本を出した時に、依頼者から必ず「無断転載禁止」を記載するように強く言われたことを思い出したよ。
３では、実は最近12月に出版される本の監修をしたが、かなり綿密な打ち合わせのもとに行った。共著者、監修者は「いいですよ」って名前を貸すのを了承していたのではないか。無断なら訴えるべき。
４は、よくわからないけれど、こんなことが許されるのか。
５は、本人がそう思っているのなら、なんでも経歴に加えていいことになってしまう。

要は、今回問われているのは、”基準”ということ。
報道や表現にも”法律”が必要だと思う。
資格マニアから言わせると報道に携わるものには報道の資格が作るべき。
医者や弁護士、税理士、以上に広範囲に影響力あり。天気予報だって資格者が予報している。
「報道士」なんてどうだろう。報道1級、2級、3級なんてね。

資格の保有者が記事を書けるようにしたらどうだろう。
資格詐称する人が出たりして。(笑)
資格ができたらかわパパ受験するよ。(笑)ニュース ブログランキングへ