つづきの、すごい宴会！

『鏡川にアユ１００万尾とりもどそう』シンポジウムの後、私たちは屋形船で浦戸湾を巡り、太平洋から桂浜を眺めた後、土佐の逸品づくしの、すごい宴会を体験しました。

こんな素材は、おそらく、高知でもごく限られた仲間内で、申し合わせて準備しなければ、なかなか難しいような、まさに超逸品の宴会でした。

まずは、テーブルに大きな脂がのったマサバの姿寿司に、みんなの目が釘付けになります。
この時期のマサバは、まさに最高。
本当に懐かしい、久し振りに見た、土佐のサバ姿寿司です。
で、どどーーーーんと、大皿で持ち込まれたのは、どれも胴が２０cmはあるエガニ。
しかも、ぎっしりと腹に内子を抱えこんだ、すごい逸品です。
宴会の席が、シーンと静かになります。
みんな夢中でカニと格闘しているので、誰も言葉を発しません。
これだけでもう、大満足、しかもお腹いっぱいですのに、な、な、なんと、この後テーブルに運ばれたのはモクズガニです。
もう、誰一人言葉を失っています。



続いて運ばれてきたのは、沖獲れの鮮度のよい甘くて美味しい鰹です。
こういう美味しいものはタタキにはいたしません。
もう一つの刺身、こいつも浦戸沖獲れのブリではありませんかっ
おいいしくて、もう言葉がありません。

何しろここは、浦戸の漁師夫妻が特別に提供している宴席なのです。
すべて、本日、浦戸で取れた正真正銘の土佐の海の幸です。

感動と感激で、夢中で食べていたら、今度は浦戸で漁師のお母さんが今日採ったばかりの地物『大アサリ汁』が運ばれてきました。
韓国物ではない、地物アサリで、こんなに大きい物はなかなかお目にかかれません。
ぷっくりと、よく太っています

そして貝の焼き食い・・・・。
ナガレコ、長太郎、アサリ、どれも獲れたての超元気な貝です。
お腹もハートも、既に大満足で声も出ない私です。

最後にデザートのイチゴとネーブルが出たあたりから、食べきれないサバ寿司は、みなさん持ち帰って、明日の朝、焼きサバ寿司でいただきたいとの要望大で、お持ち帰り用の折が用意されました。
私は大きなアサリもお土産にいただいて帰ってきました。

普段から、高知の海、河川の恵みを充分に堪能している人たちが、声をそろえて『いゃぁ、今日はほんとうにいい宴会だったよ」と、顔をほころばせています。

土佐の宴会のわりには、お酒がそれほど消費されなかったのも、何をか語らん・・・ですね。

ああ、ほんとうに、ありがとうございました。
改めて、土佐湾の豊かさを再確認することが出来ました。
ただ、この豊かさが、まだ十分には活用できていないということも、しみじみと思い知った一夜でした。

ああ、でも生きているって素晴らしいですね

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