記録

日々

40数年前

2015-12-18 18:56:05 | 旅行
私が育ったのは九州なので、同窓会がない。帰ればいいのだけど、そこまでもうないので。

ここ2年前くらいから旦那さんの会社のメンバー(7名)の同窓会が始まって、今年は奥さんも一緒に とのお誘い。

そんな会が下呂♨で1泊2日で行われた。

私もこの会社に2年勤めていたので、メンバーは知っている。

終わってみれば、本当に同窓会なんだなあと思う。
同窓会を味わえない私には貴重だったかな。

長い人生の中でほんの少しまじわった時間だけで、人はまたこうして出会える。

男の方7名のうち、会社を4年くらいで辞めた方2人いらっしゃるし、30代で去った方2名、最後までいた方は3人

中に夫婦お二人で劇団をやってみえるSさんがいる。
数年前一度その劇を観に行かせてもらってとても感激したのを思い出す。
本当に2人で全てやってみえて、劇中の唄も素敵で純粋なという言葉があてはまるほど、

そのご夫婦にちょうどご自宅が♨の途中にあるので、昼ごはんに呼ばれてお邪魔した。

他に発起人のご夫婦とわざわざ鹿児島からみえたメンバーとの昼食

手作りの豚汁、ほうれん草のひたし、ポテトサラダ、牛すじとコンニャクの土手煮 他 そしてメインの五平餅 この辺りは小さく丸く(平たく)したのを3個串にさしたもの
みんな美味しかったです。
劇団をやっていらっしゃる奥様は思った通り、元気いっぱいで色んなお話をきかせてもらった。


これは鹿児島からみえた方からの黒ニンニクとSさんからの花梨

先ほどの話しは、皆んなもういい年令だから健康にいい事 膝を痛めた方がみえるのでSさんはそのストレッチのやり方を書いてくれて女性群5人に配ってくれた。
黒ニンニクの作り方も伝授

使わなくなった炊飯器に足下駄のある網の上にニンニクを置いて、炊飯器を保温にして10日だった? 10時間だったか?
で出来上がり!

作ってる間、ニンニクの匂いがすごいので、我が家で作るのは無理だと思う。

家の前に自分家の田んぼが広がって、きちんと親の面倒をみて4人の子供を育てあげ、ライフワークでもあり仕事である劇団をやってるSさん夫婦 素敵だった。

でも 前回ステージで拝見したお二人とご自宅のお二人は印象が全然違う。当たり前。旦那さんの方です。

♨に着いて
2時間の部屋でのミーティング後
旅館の夕食。
料理が美味しく、和食の素敵なお店みたいだった。

量も私達が最後まできちんと美味しく食べれて、旅館の夕食という今までのイメージを改めなくては

皆んなが一緒に過ごした時の思い出話しに花が咲き、あるいは夫婦のなれそめとか、早く会社を辞めた方は辞めた後の事とか
後はたっぷり時間をとってあったカラオケで楽しむ。青春歌謡オンパレードの中で、たまたま他の奥さんの1人が私と同じで英語を習ってるというので、2人でイエスタデイとイエスタデイワンスモアを歌った。多少ひかれたような

私と先ほどの劇団のSさんとの会社での思い出は、詳しい事は忘れたけれど、ある日私はいつも一緒にいた友人と喧嘩をしていて、昼休みに初めて近くの交通公園(普通の小さな公園)に行った。

そこでSさんが舞台の発声練習を一生懸命練習していた姿があって、きっと吃驚してボォーと見続けていたんだと思う。その時のSさんの真剣な斜め後ろの姿が1枚の絵となって私の頭の中に残っている。多分何も喋る事はなかったはず。
同じ会社の男の人だけど、会社内でも話した事はなかったので。

ただ女子ロッカーの中である女の方が、Sさんが自分の事を好きでねーみたいな話しをしていて関係ない事だけど、嫌な言い方をする人だなとその女な方が苦手になったのは記憶にあった。

そして、それからすぐSさんがある劇団に入るために会社を辞めたというのを聞いた。

今回そのSさんが私について思い出す事はーで、彼もこの公園の事を言い出したのは驚いた。ただ彼のは思い出補正がかなりかかっていて
たった1回の事なのに、毎日毎日見に来てたになってたのは 吃驚

補正は凄い

次の日の朝食の時、Sご夫婦と席が一緒になってこの話しが再び出たので、1回だけだったよと。ただその一生懸命に練習してる姿に感動して、ひたすら見ていたのだと思うと
話しが一生懸命さの大切にいったし、事実に戻してホッとした。なんか可笑しい。
彼にとっても私にとっても、どうでもいい事だ。


大きな事は他に沢山あった。
遠き日の思い出というのは好きではない。


引き出しの奥にあった色んな事が、思い出されてくる。
そして また 忘れて

来年から、また頑張ろう

人と接する事は、自分に元気をもたらしてくれるなあと思う。