北海道函館市の建築設計事務所 小山設計所

建築の設計のことやあれこれ

最近の車の、

2014-10-02 19:14:01 | 日記
デザインで、自分として、どうしてもダメなのが、フロントのAピラーが「出っ張ってい

る」こと。皆さん、気にならないのか?気付いてさえいないのか?フロントのAピラーが、

フロントガラスより、車の進行方向に「出っ張っている」のです。これが、フロントの

ワイパーの納まりの為だけなら、「納まり商売」の自分としては、どうにも納得行かな

い、不可解。どんなに燃費が良かろうが、他のデザインが良かろうが、乗る気がしない。

だいいち、交通事故の時など、撥ねた(撥ねたらダメだけど、、、)歩行者の脛の骨など、

簡単に骨折させてしまいそう、、、。車のデザインとして、そのような「痛さ」を、わざ

わざ想像させるようなデザインは、如何なものか? 空力にしろ、雨の雨仕舞い(雨水の

切れ具合)にしろ、何をとっても、何も良い事は無いように思えてならない、、、。(も

しかしたら、車メーカーの人に言わせれば、空力上も、雨仕舞い上も、確固たる理由が

あるのかもしれないが、、、あるのなら教えて!)

写真はルノーの新しい、リッター100kmのハイブリッドコンセプト「EOLAB」と言う車

ですが、



Aピラーが、とうとう、中世ゴシック建築の「フライング・バットレス」のように、車の

フロントガラスから離れてしまっているようにも見えてしまうんですが、実車はどうな

っているんでしょうか?(車の「フライング・バットレス」はトヨタのオーリスだけでいい

です、、、。)

いずれにせよ、あと5年か10年もしたら、少なくとも僕に限って言えば、「乗ってもいい

かな?」って車が、無くなってしまうかも、、、、、。
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多木さん

2014-10-02 16:20:03 | 日記
その人の、事務所兼アトリエは、東横線祐天寺駅の北口商店街を、中世鎌倉街道の方に

向かって行って、左側の古いマンションの1階の奥にあった。(近くには、吉村先生の

「森井邸」があった。神田紀代子さんの担当。)真壁智治さんから(当時、真壁さんは何故

か銀色か金色でスプレーされた?自家製作業ブーツ?を履いていました。)、「新宿をテー

マにした展覧会を多木さんと言う方達とやるけど、手伝いしてみない?」と誘われて、わ

けも判らず、お手伝いした、、。

その当時の超有名建築家の住宅の写真を撮っている方で、デザインの評論もしているらし

い、、、、くらいしか知らなくて、部屋に入ると確かに、酢酸かなにかの、写真の暗室の

のような匂いがしていた。作業も終盤になって、展覧会のためのシルクスクリーンを印刷

することになって、印刷と言っても、巨大な謄写版のようなもの(なぜか多木さんは持っ

ていたのです、、、)で、布のスクリーンの上のインクを、これまた巨大な「へら」の

ようなもので、二人がかりで、端から端まで「こすく」のです。これを何故か、多木さん

と自分の二人でやる事になってしまって、自分では、思いっきり力を入れて「こすいて

る」つもりなのに、多木さんの側は綺麗に印刷されているのに、自分の側は何回やっても

かすれてしまう、、、。要は、力が足りないだけの話。情けない、、、。でも、多木さん

は、怒ったりしない、、、。「もう一回、やってみようか」何回もやり直す、、、。何枚

も高いシートを無駄にさせてしまった、、、。

それから、多木さんの『ことばのない思考』(事物・空間・映像についての覚え書)を買っ

て読んでみたが、頭の悪い自分には、その記号論的な難しすぎる文章は、さっぱり解から

ない、、、、。力も無くて、頭も悪い、、、。どうしようもない、、、、。

多木さんって、多木浩二さんです。後年、評論の分野を天皇論にまで拡げられて、評論家

と言うよりも思想家のような方でした。(東大の美学って、やっぱり凄いんだ、、。そう

言えば、何となく、その感じは、若い頃の林達夫さんに似ていなくもないかも、、、。)
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6国(ろっこく)

2014-10-02 15:16:54 | 日記

国道6号線のこと。その茨城の友達の家に行くのに、何度も通りました。(都合、片道で

数えると全部で100回近く?職業ドライバーを除けば珍しいのでは、、岩沼から水戸の先の

羽鳥までですから、、、ちなみに全部、下道、、、。)途中、勿来(なこそ)や磯原のあた

りの海岸線の変化が、運転しているとありがたい、、、。(4号国道は、申し訳ないけど

那須のあたりが少し単調。)楢葉町に道の駅「ならは」と言うのがあって(Jヴィレッジの

すこし北)、そこでお風呂入って、整体師さんにグリグリ(©内田樹さん)してもらうのが

楽しみでした。お風呂は残念ながら温泉ではなくて、近くの火力発電所の余熱で鉱泉を

沸かし直したものだったようです。(今は、楢葉警察署の臨時庁舎になっているみたい。)

そこから10キロ近く北上すると、大きな谷底に、車が全然走らない、立派な新しい橋が

太平洋の方に向かって架ってるけど、標識も看板も何にもない、、、。「もしや、、?」

と思って、走って行ったら、原子力発電所。(今なら、こっちが福島第二って判るんだけ

ど、、、)もちろん中には入れない、グルッと周りを半周しました。(一周は不可能。)

さらに10キロ北上すると、清戸迫横穴(きよとさくおうけつ)と言う装飾古墳が小学校

の裏山にあって、レプリカが近くの歴史民俗資料館にあり、図書館も保育園もあって

ちょっとした公園のようになっている、、、。(保育園にはこども達も保育士さん達も

いました、、。)駅もあって、目の前は何故か、駅前なのに製材所。駅の名前は双葉駅。

そう、福島第一原子力発電所から2キロと離れていない、、、、一番近かった町、、、。




追記  
    


    左端に『双葉町商店街』の看板が見えます、、、。




追記の追記  その製材所のまわりをグルグル回っているような、、、。

       
       







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下北半島

2014-10-02 12:18:34 | 日記

今から17~8年前のこと、、、まだまだ、六ヶ所村では、いろいろな工事の真っ最中。

大晦日の夜、フェリーで大間に渡って、茨城の友人の家を目指す、、、って、何百キロ

あるのか知らん、、、、?陸奥湾沿いを走るのも飽きたし、むつ市から八戸に抜けるべく

、むつバイパスから国道338号線に入る、と言っても判らないでしょうけれども、むつ市

から下北半島を横断して、太平洋岸を、東通村から六ヶ所村をどんどん南下する、物凄

く淋しい道。(なんたって、淋代海岸って海岸があるくらいだ、、。)まして一年の終わり

大晦日の夜、十時過ぎ、交通量はほぼゼロ、、。アスファルトは半分アイスバーン状態。

ところが、車を走らせていたら、こんな夜道を若い人が三人くらい歩いている、、、、。

「どこまで行くの?乗せてあげるよ!」「すいませーん。僕らも良く判らないんですれ

ど、この先のちょっとした峠を越えた先の、この道路の左側の民家らしいんですけど、明

かりがついているから、すぐ判るって言うんです、、、。」えっ? 地元の人でないの?

(こっちも、地元じゃないんだけど、、、。)で、ほどなくして、その明かりの点いている

家は見つかって、三人を降ろしました。(なんだか、賑やかそうで、人が大勢集まってい

る感じだった。大晦日の夜に何してるのか知らん、、、、?)

何年かして、朴銓烈さんと言う方の「門付け」の構造ー韓日比較民俗学の視点から、と言

う本を読む。下北半島が出てくる。本州最北端の、会津の人が戊辰戦争後に移封された、

こんな淋しいところに、どうして「門付け儀礼」が残っているんだろう?あの若い三人は

筑波か国学院の学生で、むつ市から10キロくらいの道を、大晦日の晩に歩いていたんだ!


朴銓烈さんは、筑波大学に留学されて、(といっても学生としてではなくて、阿部謹也さ

んが、当時の助教授として小樽商科大からドイツに留学したのと同じ?) 韓日比較民俗学

の研究をされた方。今は韓国の大学の先生のはず。最近、嫌韓とか嫌中とか、何かと、

「喧(かまびす)しい」ようなのですが、このような方もおられるのです。




追記 朴銓烈先生の『門付けにおける演場の問題:門前から座敷まで』という論文のPDF

   を見つけました。(日文研叢書)

   file:///C:/Documents%20and%20Settings/Owner/My%20Documents/Downloads/niso_043__299__287_293__299_305.pdf


   最後の方に、知多万歳の説明で、『檀那場漫才』という言葉が出てきます。この

   ブログの後のほうで出てくる『旦那場』と何か関係あるんでしょうか、、、?

   (万歳と弊牛馬取得権に、何か関係があるんでしょうか、、、?)



   東通村の国道338号線の出ている地図。左が陸奥湾、右が太平洋。僕が三人を降ろ

   したのは横流峠の先の砂子又の辺りだったか、、、?


   




   東通村能舞

   










   


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