北海道函館市の建築設計事務所 小山設計所

建築の設計のことやあれこれ

愛宕山 その2

2015-06-07 14:44:23 | 日記
さて、この西村公朝さんの「愛宕念仏寺」、「愛宕」と書いて「あたご」ではなく「おたぎ」と読

むのです、、、。昔、山城国と言っていた時代に「愛宕郡」という「郡」があったのですが、

これも「おたぎのこおり・おたぎぐん」と読んだらしい、、、。(「京都府愛宕郡」は戦後の

一時期まで残っていたとの事。)


これ、どうして「おたぎ」と読むんでしょうか?


東京の小学生なら必ず遠足に行くコースに、奥多摩の御岳山(標高929m)と日の出山(標高

902m)の、尾根道の縦走コースがあります。縦走コースといっても、JR青梅線の御嶽駅を

降りて、少し集落を歩いた滝本駅から、ケーブルカーに乗って、終着の御岳山駅から往復

しても、5kmあるかないかの、初心者コースなのですが、、、。



御岳山




日の出山




御岳山は「みたけさん」、御嶽駅は「みたけえき」と読みます。(同じ「みたけ」なのに、どう

して漢字は「御岳」と「御嶽」で違うのか、私には良く判りません、、、。)御岳山は古くか

ら山岳信仰の対象で、御嶽神社という神社があります。



こちらは木曽の御嶽山です。



御嶽山と書いて「おんたけさん」と読みます。麓の村は、三岳村(みたけむら)です。



でも、御嶽というと、どうしても沖縄の御嶽(うたき)を思い出してしまいます、、、。




(写真は代表的な御嶽の「斎場御嶽」ではありません。「金枝篇」のネミの森のイメージで選

びました、、、。)




                      愛宕山 その3 につづきます、、、。




  追記  源氏物語で桐壺の更衣がなくなったとき、殯(もがり)?が行われたのは

      「愛宕(おたぎ)の野」のようです。火葬のようですから、殯ではないのかな?


コメント
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