テント泊しないまま過行く今年の夏です
予定がたたないまま17と18が空いたので
急遽大好きな笠ヶ岳に登ろうと
16日の夕方に新穂高へ向かいました
当然満車の駐車場を念のため確認だけしてUターン
150mほど高い鍋平に駐車して寝るけど・・寝れない・・
気温が高い日だから朝9時頃には雲が湧くかもしれんし
笠ヶ岳の勇姿を拝めなきゃ来た意味がないし
ええい、もう行くか!
午前1:30
寝ないまま鍋平から歩き始めました
今日はゆっくり歩くと決めて
歩幅を小さく足が攣らないように気をつける
ひとりだとつい速足になって痛くなるから
笠新道ピストンのつもりでしたが帰りは鏡平経由で周回して16時間
歩行距離35km超 獲得標高2800m超
ゆっくり・たっぷり・どっぷりと山を堪能しました
鍋平駐車場から登山センターまでの下りが急で道が悪い
朝2時 新穂高登山センター
3連休中日 けっこう人がいます
闇夜の林道を1時間歩いて
急登で有名な笠新道へ入ります
ヘッデンの明かりだけが頼り
はじめの鍋平からの下りで電池が消耗してて危なかった
予備の電池あってよかった
なかったら今日は帰るとこでした
満点の星空
コンデジカメラじゃこれが限界
朝4時を過ぎて 穂高の稜線が浮かんできた
わくわくしてくる瞬間
槍の穂先へ上がる人のライトが見える
たまらんなぁ
槍穂オールスター勢ぞろい
歩き始めて4時間
杓子平に出ると本日のメイン登場
朝日を浴びるお笠様
肉眼ではわからないけど
ズームで見ると山頂に20人くらい人が見えます
小屋泊・テント泊の登山者たち
お握り食べて先へ
むかし氷河で削られたカール杓子平
左手に焼岳・乗鞍岳・御嶽山
ずっと陰で気温が低く手がかじかんでたところ
朝日があたたかい
丸印をたよりにすすみます
立ちどまって振り返ってばかりで進まない
たまらんなぁ 幸せな朝だ
笠新道分岐の稜線にあがると
笠ヶ岳ドーン!
ここから見る笠ヶ岳が一番かっこいい
左右に蛇行しながらアップダウンがある稜線の先にラスボス笠様
双六方面と分かれる分岐
ここで笠ヶ岳でテント泊した男性が下りてきて
昨日は笠新道登ってきたけどきつすぎた
帰りは鏡平の方から帰る、笠新道は下りたくない、2度と歩かん!
遠回りだけどいいでしょうね、お気をつけて
さぁ天空の遊歩道
急ぐなよ、ゆっくり楽しむんだ、と言い聞かせる
日傘の若い男性
短パンなのに顔は美白かな
相当な人数が泊ってたのか続々と下りてきます
テント場もフルだったそうです
ごきげんな人が多くてけっこう話しかけてくる
要約すると
昨日は雲があがって見えなかったんだ
今日は最高だねって
正面に槍穂を見ながら歩いてくんだからごきげんなのもうなずけます
急がないぞ ゆっくりいこう
富士山だ!
7月に初めて登ったから今までとは違う感動
笠ヶ岳山荘に到着
休憩してザックを下ろして頂上を目指します
まずは参拝
誰もいない山頂
3度目の笠ヶ岳です
3回とも天気がよくて相性がいい山
乗鞍岳 御嶽山
焼岳 奥には中央アルプス
歩いてきた稜線 北アルプスが全部見える
鞍部に黒部五郎小屋 奥の大地は憧れの雲ノ平
その奥に見えるは立山・剱かな
来てよかった ゆっくり下りてく
帰りもゆっくりゆっくり眺めながら
笠さま ありがとう
登ってきた杓子平を見下ろすとこ
穂高の山並みが険しくみえます
ここでふと考える
まだ10時半だし鏡平経由で回ろうかな、
ここから弓折乗越までは未踏のルートだし
笠新道の急坂を下るの嫌だし(朝の男性の言葉が・・)
いざ先へ
大好きな双六小屋が見えた
30人の団体さん
昨夜は双六小屋 今夜は笠ヶ岳山荘
こんなエナジー系ゼリーを6個
ドリンクはペットボトル6本(3L)持参
西鎌尾根と北鎌尾根
飛騨沢の斜面もすごい斜度だ
まだまだ先は長い
ゆっくりゆっくり
ここの下りはザレザレ
いったん下って振りかえる
ジュラシックワールドみたい
11時すぎて
とうとう雲があがってきました
未踏ルート歩いて弓折乗越につきました
ここから先は何度も歩いた道
小さい秋
鏡平山荘 通過
熊の踊り場 通過
秩父沢は涸れてました
わさび平小屋 通過
午後5時 登山センターに帰着
ゆっくり小股歩きで足は攣らずにすみました
ここから鍋平駐車場までの30分の上りが地獄
月もない闇夜を歩きだすのは最初怖かったけど
他の登山者もいるし
なんといっても朝の稜線歩きが気持ちよかった
早立ちして大正解でした
ひらゆの森で温泉入るとすごい人でした
レストランは行列で断念して
高山市内までもどって華甲園でベトコンラーメン、うまし!
疲れて満腹で眠くてとても岐阜まで運転できない
道の駅ななもり清見で車中泊
秒で寝て10時間ぐっすりでした
笠ヶ岳レポおしまい
2018年 笠ヶ岳日帰り登山
2011年 テント泊笠ヶ岳