ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
大切なこと、くだらないこと、
いろんなことについて、考えたい。

忘れ物の楽しみ

2014-09-11 | なんでもないこと
いろんな事があるよね。

日本人が、テニスの4大大会で、
決勝に残る、
なんて事が、私が生きている間に
本当にあるなんて、思ってなかったよ(笑)。



          おめでとう、ユニクロ!(笑)


ウィンブルドン(シングルス)で ベスト8、
あれ以上の場面が見たい、と思ってはいたんだけど。



          松岡修三、1995年






全米オープンで、決勝だって!

そして、
「勝てるかも!?」
「勝つかも!?」
「優勝だ!!!」
って思わせてもらえるなんて!

残念だったけど、「残念だね」って言葉は、
この場合、すごくいい言葉だね。






新聞のコラムの筆者は、

出張で旅をした時に
帰宅してから「しまった!」と悔やむ事があるという。
(9月10日 朝刊)

空き時間に 少し足を延ばせば、
景勝地や 有名なお店や 珍しい博物館があった、
と 後で気が付いた時だそうだ。

実は、私も そんな事を さんざんやっている(苦笑)。



コラムは、
錦織圭選手が コートに 
大切な忘れ物を受け取りに 戻る日が来る、
と書いている。

いろんな新聞や週刊誌やブログに
同じような事が書かれているに違いない。

書かなくても、いろんな人が 同じように思っているに違いない。



自分が努力したわけでも、
たいして(苦笑)、応援してたわけでもないのに、
「優勝」の美酒を捧げる日は、
いつだろう?

今から、ワクワクしない?(笑)






ちなみに、コラムには
レジナルド・ヒル という人の小説
『骨と沈黙』(早川書房、秋津知子訳)のセリフが引かれている。

「人はたまたま物を置き忘れるのではない、
 その場所へ戻ってきたいからだ。」



なるほど~!
 
訪れたいのに 時間が足りずに 
後ろ髪を引かれる思いで帰路に就く時など、

「あそこは、今度来た時にね」と
自分に言い聞かせる事があるんだけど、

また来たいからこそ、そういった思いを残す事も
あるんだよね。

今度来る時が、楽しみだよね!