ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
大切なこと、くだらないこと、
いろんなことについて、考えたい。

ジェルネイル

2022-01-08 | なんでもないこと
爪をキレイにしている。

ジェルネイル、というのだそうだ。

爪にトロリとした液を塗り付け、乾かす。

乾かすには、電気温熱機みたいな小さなドームに
指を突っ込む。

塗った所だけ、少し熱く感じるミニ・ドームだ。

そうして仕上がった爪は
文房具の、あの下敷きでできたみたいに
固く強くなる。

どんな色にするか、キラキラしたラメを入れるかどうか、
新しくするたびに選ぶ。

この、選ぶのがまた 楽しい。





実は、私の爪は弱くて、ふにふにしていて、
ちょっと力を入れて作業をすると
横に折れたり 縦に切れ目がはいったりする。

その上、切れ目に何かの繊維がひっかかると
涙が出るほど痛い。

痛いのは、嫌だ。

それで、ハタとひらめいた。

あれなら、痛くないんじゃないだろうか。

ジェルネイル。

思惑通り、切れ目に繊維が引っかかる事もなくなり、
数カ月すると 切れ目それ自体が 修復された。





それだけではない。

なにしろ、気分が上がるのだ。

爪がツヤツヤ光っている。

ほんのり色がのっている。

青や黒にはしない、
彩度の高めな色に染まっている自分の爪を見ると
それだけでウキウキする。

なんとも単純だが、この気分は やった人にしかわからないだろう。

男性もやればいいのに(笑)。



何しろ、人の視線は 先端へと向かう
(ものなのだそうだ)。

何かにつけて、指先を見てしまう。

それどころか、日に何度も、自分の爪を眺めては
うっとり見とれている(笑)。

おかげで、今年の私の爪は
年末を過ごしてさえ 今までになく 荒れずにすんでいる。

頻繁にクリームを塗るからだ。

美しく整えられた爪は 
形さえ 心なしか 以前より良い形に変化している気がする。

今日は、アーモンド型の ほんのりピンク。

ウキウキ。





こんなに気分の上がり下がりが気になるのは、
コロナ禍が広まった後、割と早い時期に
あっさりとコロナ鬱になってしまったからだ。

鬱は 以前 放射線治療の頃に経験したから、
「ああ、これは鬱だ」とわかる。

どよ~んとして 自分の気力では どうにもならなそうだったので
すぐにホームドクターのところで 気分が上がる薬を処方してもらった。

コロナも収まらないし、鬱もなかなか終わらない。



なにしろ、リマンマで買ったブラの色が
グレーっぽいと 気分が下がる。

ピンクだとだいぶ良い。

ベージュよりピンクの方が良い。

こんなに繊細だったかしら、私。





とにかく、今日も私は
時折自分の爪をうっとり眺めながら
鬱と闘っている。

鬱が収まったからって、止めるつもりはないが。



問題は、おとなしめな爪を希望する亭主と
派手めに憧れる私とで
「適切な派手さ」の認識に違いがあるという事。

さて、次回は 紫っぽいのにしようか(笑)。





今年もよろしくお願いします。

いつも通り、
明日も記事を更新します、とはお約束できないけれども(苦笑)。