トシちゃんは そろそろ80に手が届こうかという年齢。
でも サクサク動くし ハキハキしゃべる。
何より、おしゃべりのテンポが良くて、
私と同じテンポでしゃべる。
年寄りであることを忘れさせてくれるお爺さんだ。
ただし、考えはやや硬直したところがあって、
柔軟性に欠ける。。。(苦笑)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/54/ff08ae2a5f0b5b075af99ee780f4709d.jpg)
亭主の実家の 梅の古木の幹を撮影。
先日 久しぶりに会って おしゃべりする機会があった。
相変わらず、テンポ良くしゃべる。
こちらも負けじと 早口で(爆)。
オバサンの井戸端会議と同じで、
四方山話というのは 本当にとりとめがない。
内容が あっちへ行き、こっちへ行き(笑)。
ムラには
田んぼだけでなく、麦畑も 現在では皆無になっている、
と 今回 トシちゃんに知らされたり。
そんな中、ムラの将来、日本の農業の未来について
嘆息したくなる話も出て来た。
トシちゃんちの周りでは
独身男性が多いのだそうだ。
60歳くらいから 結婚もしていないのが
ゴロゴロしてる、と言う。
60代から50代の人たちが
農家の後継ぎに嫁が来ない、という事を教えてくれたので(汗)、
50歳前後から40代の人達は
誰も農業をやっていないと言う。
農家の跡を継がず、会社員になって
ムラの外に働きに通っていて、
そして、やはり、独身なのだそうだ。
当地では 結婚して伴侶を得る事を
「人になる」と表現する。
結婚しないうちは、一人前ではない、という意味だろうか。
‘人にならない’跡とり息子が、ゴロゴロゴロ。。。。。
ということは、トシちゃんちの周りは
あと何十年かしたら
全部が全部ではないにしろ、
誰も住まない廃屋だらけになってしまうのか?
少なくとも、地味の良い優良農地は
耕作放棄されてしまうに違いない。
早晩、こんなド田舎の農村に住む人は どんどん減り続け、
現在と同じ生活を、と望むのは 到底不可能、
そんな日が来ることを予感させる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/8b/bb0e94503df05bf53cffc199b2bdb900.jpg)
亭主の実家の、銀木犀のはず。強剪定を施したらしい?枯れちゃわない?
そんなトシちゃんと 肥料の話になった。
「堆肥だってなんだって、
ちっとんべえ(少しばかり)くれてやっても
何にもなんねえかんね。」
「そうですよねー。」
やっぱり、そうか(苦笑)。
農薬の話もした。
「なんだかんだ言ったって、
農薬、使わねえわけには いかねえかんね!」
そうだろうか?
少しイジワル気分になる私。
「無農薬のお野菜を 少々高くてもいいからと購入して
穴あき菜っ葉を ありがたがって食べる人、
たまに虫が這い出て来て
<キャ~>と叫びながらも頑張る人は
増えてますよ!」
「そうかね。」
この、「そうかね。」がクセモノ。
トシちゃんは 「そんなはずはねえ!」という顔をしている。
真剣には聞いてくれていない。
トシちゃんの固めの頭は
私が言いたい事を カチンと音をたてて はね返してしまい、
絶対入っていけそうになかった。
田んぼにも畑にも入ったことのない私が
こんな文章を書いているというだけでも不遜なのに
現役のお百姓に 無農薬がいい、などとは
説教してはいけないのだった。
言いたい事を ちょっと言ってみた後で
私は少しだけ控えめ気分になった(苦笑)。
それはともかく、産直品のコーナーが
どこのスーパーでも キッチリ場所を確保されるようになって
新鮮なお野菜を見ることができるようになって
私は嬉しい。
新鮮さは 絶対にナンバー・ワンだし、
輸送費もCO2もあまりかかってないし、
とにかく、やっぱり、近所のお野菜って、
食べてみて、美味しいんだ!
あ、何を話してたんだっけ?(汗)
いつもは 野菜の事について
消費者が無知過ぎる、と思っていた私だったが、
今回 トシちゃんとしゃべってみて、
実は 現在の消費者の志向について
生産者側も なかなかに無知なのではないか? と思った次第。
農業に関しては やはり
銅像になりそうなくらいの 素晴らしい指導者が
必要なのかもしれない。
農薬をセッセと売って設けている農協は
あまり頼りにならない。
政治は、あの通り。
これまでだって、そしてたぶん、これからも。
賢い生産者は 悩んでいると思う、努力を重ねていると思う。
私たちも なるべく賢くなって
美味しい野菜をいただきたいものだ。
でも その智恵を 私たちは どこで仕入れればいいんだ?
でも サクサク動くし ハキハキしゃべる。
何より、おしゃべりのテンポが良くて、
私と同じテンポでしゃべる。
年寄りであることを忘れさせてくれるお爺さんだ。
ただし、考えはやや硬直したところがあって、
柔軟性に欠ける。。。(苦笑)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/54/ff08ae2a5f0b5b075af99ee780f4709d.jpg)
亭主の実家の 梅の古木の幹を撮影。
先日 久しぶりに会って おしゃべりする機会があった。
相変わらず、テンポ良くしゃべる。
こちらも負けじと 早口で(爆)。
オバサンの井戸端会議と同じで、
四方山話というのは 本当にとりとめがない。
内容が あっちへ行き、こっちへ行き(笑)。
ムラには
田んぼだけでなく、麦畑も 現在では皆無になっている、
と 今回 トシちゃんに知らされたり。
そんな中、ムラの将来、日本の農業の未来について
嘆息したくなる話も出て来た。
トシちゃんちの周りでは
独身男性が多いのだそうだ。
60歳くらいから 結婚もしていないのが
ゴロゴロしてる、と言う。
60代から50代の人たちが
農家の後継ぎに嫁が来ない、という事を教えてくれたので(汗)、
50歳前後から40代の人達は
誰も農業をやっていないと言う。
農家の跡を継がず、会社員になって
ムラの外に働きに通っていて、
そして、やはり、独身なのだそうだ。
当地では 結婚して伴侶を得る事を
「人になる」と表現する。
結婚しないうちは、一人前ではない、という意味だろうか。
‘人にならない’跡とり息子が、ゴロゴロゴロ。。。。。
ということは、トシちゃんちの周りは
あと何十年かしたら
全部が全部ではないにしろ、
誰も住まない廃屋だらけになってしまうのか?
少なくとも、地味の良い優良農地は
耕作放棄されてしまうに違いない。
早晩、こんなド田舎の農村に住む人は どんどん減り続け、
現在と同じ生活を、と望むのは 到底不可能、
そんな日が来ることを予感させる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/8b/bb0e94503df05bf53cffc199b2bdb900.jpg)
亭主の実家の、銀木犀のはず。強剪定を施したらしい?枯れちゃわない?
そんなトシちゃんと 肥料の話になった。
「堆肥だってなんだって、
ちっとんべえ(少しばかり)くれてやっても
何にもなんねえかんね。」
「そうですよねー。」
やっぱり、そうか(苦笑)。
農薬の話もした。
「なんだかんだ言ったって、
農薬、使わねえわけには いかねえかんね!」
そうだろうか?
少しイジワル気分になる私。
「無農薬のお野菜を 少々高くてもいいからと購入して
穴あき菜っ葉を ありがたがって食べる人、
たまに虫が這い出て来て
<キャ~>と叫びながらも頑張る人は
増えてますよ!」
「そうかね。」
この、「そうかね。」がクセモノ。
トシちゃんは 「そんなはずはねえ!」という顔をしている。
真剣には聞いてくれていない。
トシちゃんの固めの頭は
私が言いたい事を カチンと音をたてて はね返してしまい、
絶対入っていけそうになかった。
田んぼにも畑にも入ったことのない私が
こんな文章を書いているというだけでも不遜なのに
現役のお百姓に 無農薬がいい、などとは
説教してはいけないのだった。
言いたい事を ちょっと言ってみた後で
私は少しだけ控えめ気分になった(苦笑)。
それはともかく、産直品のコーナーが
どこのスーパーでも キッチリ場所を確保されるようになって
新鮮なお野菜を見ることができるようになって
私は嬉しい。
新鮮さは 絶対にナンバー・ワンだし、
輸送費もCO2もあまりかかってないし、
とにかく、やっぱり、近所のお野菜って、
食べてみて、美味しいんだ!
あ、何を話してたんだっけ?(汗)
いつもは 野菜の事について
消費者が無知過ぎる、と思っていた私だったが、
今回 トシちゃんとしゃべってみて、
実は 現在の消費者の志向について
生産者側も なかなかに無知なのではないか? と思った次第。
農業に関しては やはり
銅像になりそうなくらいの 素晴らしい指導者が
必要なのかもしれない。
農薬をセッセと売って設けている農協は
あまり頼りにならない。
政治は、あの通り。
これまでだって、そしてたぶん、これからも。
賢い生産者は 悩んでいると思う、努力を重ねていると思う。
私たちも なるべく賢くなって
美味しい野菜をいただきたいものだ。
でも その智恵を 私たちは どこで仕入れればいいんだ?
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