11月25日、上川陽子外相は、韓国・釜山(プサン)で、中国の王毅外相と会談しました。11月16日、岸田文雄総理とシーチンピン中国主席が会い、協議と対話をもって諸問題を解決しようということになったとのことで、上川外相は、戦略的互恵関係を包括的に推進したい、緊密に連携したいと述べたそうです。
今日は、お互いの主張を繰り返しただけで、すべての問題ですれ違ったようです。今後話し合って問題を解決しようということになったそうです。
現在アメリカと中国が協働できないことが明白になっています。日本は、アメリカと同盟を強化すると言いながら、どうやって中国と話し合って諸問題を解決すると言うのでしょうか。解決出来る訳がありません。上川外相は生粋のアメリカ派と思います。
お互い腹の探り合いをするということでしょう。狐と狸の化かし合いをするということでしょう。実はお互い、国威国権国益をぶつけ合っているにすぎません。
中国はアメリカとは別の極を形成することに注力しています。アメリカと同盟を強化する限り、日本はアメリカの仲間です。日本は政経分離で中国と経済交流し続けることができるかどうかだけです。中国が日本の水産物輸入を全面禁止にしていることは経済交流を縮小し続ける意志表示と思います。その目的は、日本がアメリカ陣営から中国陣営に入ることだと思います。日本は出来ません。中立すらできません。