脳梗塞状態でも馬鹿は歩き続ける

脳梗塞の疑いがあると診断で

紹介状の公立病院へ徒歩で出かけた。

どのような施設なのか調べたい。
妻が遠いのと寒風だから止めなさいの警告を無視。
午前9時、海老川河口から歩き出す。
海老川ロードは有森裕子の

トレーニングコース。
左脚を引き摺りながら、カタツムリの歩みだ。

海老川ロード  

高齢者に追い抜かれて行く。
馬鹿も一心の心情と信条は、幼い頃から無理する事。
不器用で成績不良の人生行路。
田園の先に見えた。

土曜日なので診療はない。
帰り道は川沿いから外れて、畑を整地した

小さな戸建が連なる道を歩く。
さすが、しんどくなった。

田舎道にタクシーは来ないだろう？

脳梗塞を患った高齢爺を背後にへばりつく悪魔が哀れんだ。

坂道を下り右折する通りかかったタクシーに乗る。
行先を告げる。
病院まで徒歩で来たと言った。
運転手は
「えっ！あそこから歩いて来たんですか」
驚きの表情がミラーから覗く。

12時自宅前エントランス着。

妻にはタクシーで戻ったとは言わない。

諺

牛乳飲む人より、牛乳を配達する人が健康である。

歩数計記録

5年前は、往復ジョギングだった。
海老川ロード有森ロード

人生の時間は、自分の召命を「確実にする」ためには

限りなく短くかつ貴重である。

【ウェーバー】