3月3日(土)朝9時半 漁港の船溜りを横切り
魚市場を越えて車道に出る。
古い木造家屋があって正面に貼り紙があった。
見ると閉店の知らせだ。
漁港に近く漁師達が この食堂で昼夜食べ飲んでいた。
その一軒隣にも同様の食堂があったが去年夏閉店した。
漁港傍にあるだけに新鮮な魚が安く食べられた。
不況もあるのだが店主が年老いて跡を継ぐ者もいないためだ。
都心の居酒屋では食べられない刺身や天麩羅があった。
夕方 漁師が威勢よく飲み騒いでいた。
残念だ。
閉店の1月22日は私の誕生日でもあり
この日より高齢者と認定され市役所から
介護保険料の請求書が届いた。
私も廃業したいが社会的責任もあり望むべくもない。
駅に向かって歩くとイタリアンの食堂が2軒あった。
漁港の町に中高年の好きな食堂は消え
若者の店が誕生している。
そういえばこの漁港はアサリが有名だったが、
今では外来種の貝ホンビノスが繁殖して
その販売が注目されだした。
地元のイタリアンレストランが料理に使っている。
私が行き着けの地元居酒屋の店主に聞くと
「鮨屋が駄目になっている」と言う。
生ものなので客が減少すれば捨てなければならず商売が難しい。
セクハラ被害の日本橋の床屋婆さんも同様に
客の鮨屋の親方が2軒も夜逃げしたと言っていた。
接待が減り高い鮨は個人の金で食べないし
勘定が「おあいそ」!と言わなければ分からない。
良いネタを仕入れても客来なければ毎夜捨てた。
昨年娘のボーナスで回転鮨の銚子丸で食べたっきりだ。
今年は回転鮨も行けない。
3月5日(月)ランチ
豆乳豆腐 ぶり、納豆、きゅうり ニンニク醤油漬け、白菜漬物
貧乏だがランチ贅沢 でもね 3人で千円以内。