11月29日(土)
午前9時 ウオーキングに出るも、雨がふりだしたので
10時半戻った。
昨日、高倉健さんの「幸福の黄色いハンカチ」テレビで放映された。
帰宅が遅く見られなかった。
健さん特集メディアを賑わしている。
妻だった江利チエミのことも書かれている。
マスコミに書かれていない、健さんとチエミ離婚後のことを思い出した。
六本木で夜仕事をした後、香妃園で食事した。
日高さんの若い頃の話を聞いた。
少女だった江利チエミを連れて進駐軍キャンプで
ジャズ演奏をしていた。
トラックの荷台にメンバーが乗るのだが
幌がないので雨が降れば全身ずぶ濡れで
ギターの中にも雨水が溜まる。
その水をドバァ と流して
米軍兵士の前で江利チエミが歌い
日高さんギターを弾いた。
テレビもない時代の売れない歌手とバンドマンの姿だ。
深夜 香妃園を出て小道を歩いていた。
日高さんが、鮨屋を指差した。
「あの鮨屋のマスターと江利チエミは付き合っていた」
「一時、チエミは夢中になっていた」
「最後はダメになって別れてしまった」
私は なぜ?と聞いた。
「チエミは高倉健を忘れられなかった」
「だから、毎夜酒を飲んで寂しさを紛らわせていた」
この話を聞いたのは20年前だったか?
既に日高さんも逝った。
健さん チエミさんが、あちらの世界で
幸福の黄色いハンカチを振って愛しき健さんを待ちわびている。
最後まで添い遂げましょう。
誰でも死ぬことに失敗はないのだから。