馬鹿も一心!

表題を変えました。
人生要領良く生きられず、騙されても騙されも
懸命に働いています。

50年前の厳冬期白馬岳登頂を回想 4

2018-07-20 16:03:11 | 日記

7月13日(金)

50年前 厳冬期白馬岳登頂回想4 続き 

 

老いたる4人組 白馬岳麓を後にする。

車に乗り込んで、一路東京へ。

50年前 北アルプス登山は、新宿から夜行 急行アルプスか

上野発夜行急行黒部であった。

今では、車で高速道路を突っ走り4時間余で麓まで到着。

半世紀経過の利便性、スピードは、山登りの基礎的な

自らの足で一歩一歩歩き、頂きを極めるという

自虐的登山な精神が衰退しているのかと感じる。

中高年から登山される方が多くなったが

体力、危険度、判断の年齢相応の実感指標が判断できず

無謀な事故が起きているように感ずる。

 

車内では、オジサン達の会話が面白い。

3人の先輩方は、桜上水事務所近くにある

小学校の同級生。

凄い!

こんな年齢まで交流があるのだ。

K大附属中からK大を卒業

ナショナルフラッグに入社した方の半生は、面白い。

親父が政府系金融機関だったので、コネ入社した。

最初の赴任地が沖縄で、アメリカが統治しており本土復帰前。

「沖縄の女子社員は、内地の男と一緒になることに一生懸命」。

「俺も 引っかかってしまった」。

それでも、娘二人生まれたが、二人共現役で東大に入り

官僚、と外資系金融機関に入った。

 

ずっと家庭内別居みたいなことが続いていて

朝昼晩食事は別々で自ら調理して食べる。

仲が悪い訳ではなく、淡々と生活している。

73歳になるのに30代の愛人がいて

暗黙の了解を得ているらしい。

偶然だが、私の実家がある一軒隣の女性とは

職場で同僚だった。

中学3年間クラス一緒。

先日 亡くなった女優生田悦子さんにそっくりの美人で

学業優秀だが気が強く地元の国立大学卒業。

ナショナルフラッグ社内でも、ひと際目立ち華やかであったと言う。

社内結婚したと言う。

私は言った。

 

「まだ、実家に旦那と子供二人で住んでいますよ」

「へ~ あの娘が平凡な生活しているのだ」

複雑な表情で溜息。

 

愛人の為に 顔の現れる加齢斑をレーザー治療している。

 

四方津に住む先輩は、温厚面倒見が良い。

娘さんは、イタリア人と結婚。

フィレンツェで暮らしていたが

不況でハズバンドが失業

日本に子供を連れて実家に戻った。

 

先輩曰く、イタリア人は働かない。

娘が片道3時間かけて働きに出る。

私にも、知り合いの女性二人が外国人と結婚したが

外国人男は働かない。

 

どうも、日本女性は、夫に尽くし

働き稼いで男を養うと思い込んでいるようだ。

娘家族と別居したがっている。

 

山岳部時代、私が1年生の時

4年生だった先輩は波乱万丈の人生だが

やはり温厚で面倒見が良い。

独立して今でも仕事している。

会津奥只見に山荘を所有。

奥さんは、強い人で先輩は頭が上がらない。

だが、相思相愛。

 

70歳過ぎる男は、女房子供に相手されず

家庭内では厄介者。

野生動物だって、象ライオンも

老いては群れから放り出され

戦う体力もなく

ハイエナの餌になって終わり。

 

カマキリは雌が雄食べて命全う。

人間社会も男の寿命が女の寿命より

長かったたら女の取り合いで戦い

絶滅する。

 

老いたる男は、森を彷徨い

朽ち果てて養分になるぐらい。

精々、女房に邪魔扱いされずに

片隅で生きましょう。

 

少しばかりの友人と

有終の酒飲んで墓に参りましょう。

有終の老人達。

歩数計