馬鹿も一心!

表題を変えました。
人生要領良く生きられず、騙されても騙されも
懸命に働いています。

土砂降りで、出て行く雨宿り。

2018-09-01 17:14:32 | 日記

8月27日(月)16時

桜上水事務所を出て甲州街道沿い100m程の距離にある

コンビニへヨーグルトを買いに行く。

街道沿いの巨木のケヤキ並木が熱風で揺らいでいる。

低気圧が接近しているのだろう。

ヨーグルトを買って扉を開けたと同時に、

眼前に裏見の滝が出現。

豪雨が、ド~ンと天から落ちてきた。

滝が落ちる様を裏から見詰めているようだ。

 

店の軒先に、手製の木材で仕上げた低い長椅子がある。

 

椅子の前に四角い菓子缶を利用した吸い殻入れある。

コンビニで煙草を買った客が、長椅子に座り

喫煙するのだ。

 

暫し 腰掛け雨止むのを待つことにする。

 

店から出て来る客は一瞬待つが、諦めて飛び出して行く。

 

ジーンズの女の子が、こちらを見ている。

ポシェットから煙草を取り出す。

私は二人掛けの長椅子の右端に寄り

無言で「空いてますよ」シグナルを送る。

彼女は遠慮がちに座り、紫煙が豪雨の空に消える。

吸い終わると、豪雨の中走った。

買い物では、なく喫煙の為に来たのだ。

喫煙者にとっては、嫌煙が当たり前になり

肩身が狭い。

 

10分程で止んだ。

 

若い頃は、土砂降りで、何時止むのかと気を揉み

堪え切れずに雨中に飛び出すと、目的地に着く頃には

雨上がり、青空だ。

誰もが経験、悔しい思いをする。

 

この年齢になると、時間的余裕もあり、急ぐ用事もなく

のんびり待つと待てる耐性が出来る。

 

若い時の生き様も、土砂降りで、出て行く雨宿りの如く

焦って失敗を何度も繰り返した。

 

じっと待つこと、悪天を利用して危険から脱出することを

会得する。

   

土砂降りで、出て行く雨宿り 1

 

土砂降りで、出て行く雨宿り 2