12月78日(金)
人生の運命の曲がり角にはいつも転居があった。
続きます。
10月8日(金)妻は午前10時、息子宅へ向かった。
外出嫌いの母親を案じてのことだ。
イタリアから届いたステーショナリー類
万年筆に日本ブランドのインクに差し替える作業。
歩き、手の作業、孫娘とのお話しを楽しむ。
認知症予防?
夕食は、息子と娘で外食。
私は自宅でトランス製作作業。
17時、夕闇の街角に向かった。
妻の監視のない、鬼の居ぬ間に洗濯ならぬ胃腸の洗濯だ。
街角には、一仕事終えた人達の行き交い。
人生の運命の曲がり角にはいつも転居があった。
続きます。
10月8日(金)妻は午前10時、息子宅へ向かった。
外出嫌いの母親を案じてのことだ。
イタリアから届いたステーショナリー類
万年筆に日本ブランドのインクに差し替える作業。
歩き、手の作業、孫娘とのお話しを楽しむ。
認知症予防?
夕食は、息子と娘で外食。
私は自宅でトランス製作作業。
17時、夕闇の街角に向かった。
妻の監視のない、鬼の居ぬ間に洗濯ならぬ胃腸の洗濯だ。
街角には、一仕事終えた人達の行き交い。
煌煌とネオンが誘蛾灯の如き誘う。
何処からやってきて何処に向かうのか。
飲み屋小路の角に侵入。
目指すは、焼酎ハイボールと絶品煮込みで
喉胃袋、腸を満たし人生の憂いを吐き出す。
喉胃袋、腸を満たし人生の憂いを吐き出す。
カウンター席のガラス窓越しに、湯気曇り調理場が浮かぶ。
妻からサイゼリヤで食事中のライン。
強炭酸のハイボール後、新潟の巻機の銘酒を頂く。
20代、孤独なひとりぼっち登山をした越後の巻機山の名前。
焼き鳥、玉子ニラとじ
憂いを流して小路を出た。
さんざめく街角を後にして、防潮堤を通る。
海風が、身を包む61歳独身で逝った同期の遺品の茶色のコートが
風で擦り切れた旗のように翻った。
振りかえ街明かりの残影が眺めた。
ちあきなおみ 夜のプラットホーム(淡谷のり子)1939年