馬鹿も一心!

表題を変えました。
人生要領良く生きられず、騙されても騙されも
懸命に働いています。

(2)79歳と78歳 青春を回想。

2024-12-01 09:42:51 | 日記

(1)79歳と78歳の山登り
続きです。
峠の茶屋でジンギスカン羊肉の煙、秋空へ昇る。
私は生大ジョッキと日本酒熱燗2合を呑む。
79歳白髪頭はノンアルコールビール2瓶
13時半 頂きの展望台まで上がる、
細い急登を酔いが回って足取りはヨロヨロフラフラ。
79歳は意外にも軽快に登る。
下山する3人が、登る私達を待っている。
「すいません、酔っぱらっています」
お父さんらしき人が
「日本酒吞んでましたね」ニコヤカニ応対。
そうか、テラス席で、爺さん達の馬鹿会話を聴いていたのだ。
尾根道に出ると、階段の男坂と緩やかな山道の女坂がある。
当然男坂を登る。
79歳はスタスタ
78歳はヨタヨタ



女性二人が追い抜いて行く。
頂きに着く。
展望台に上がる。
湘南海岸 江の島、房総半島
ぐるりと右首を回す。
箱根連山
その上から富士が覗いた。
高校時代を過ごした海辺の街。
60年が過ぎたのだ。
1964年昭和39年3月13日弘法山
林間学校の小学生を引率して海と山と島と富士を眺めたのだ。
教師たちは既に黄泉の谷を渡った。
小学生も70歳を過ぎた。
緑と紅葉と黄葉のパッチワークの秦野盆地
初冬の海風が吹き抜けた。





夏の熱中症後遺症で左脚は治癒しない。
碧の海と黒の山々を見詰め想い馳せるのだ。
青春の焦燥に彷徨い、心身の炎を燃焼、
そうして心の安定を求めた。
みんな逝ってしまった。
人生に百歳なし、幼き時は物知らず、
年老いて体弱く、
ただ残るは青春の数年のみ、
名誉と富貴に骨身をけずっても、
やがてはみな白髪の老人
男は加齢を重ね、
罰当たりで復讐される。
若い頃は人間が身体を虐め
老いては身体が人間を虐める。


生死有命!
富貴在天

(財産や地位は天命によって決まっており、人の思い通りにはならないということ)。
一切是命運決定!
死ぬか生きるかは天命による。富貴になるかどうかも天命による。(しょせん人間の力ではどうにもならない






続く
河島,英五「初冬」


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1 コメント

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Unknown (hiro)
2024-12-01 18:33:06
(1)を読んだ時は、峠の茶屋に惑わされ、
どこの山に登るのかと想像できませんでしたが、
弘法山だったのですね。
弘法山には何度も行ったことがありますが、
ジンギスカン料理は食べたことがありません。
峠の茶屋の店名も分かりましたし、
また行くことができたら、峠の茶屋でジンギスカンを
食べてみたいと思います。
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