先日お客さまからのご依頼で
木綿の着物地を仕入れました。
木綿の着物というと、
シワになりやすい
縮みやすい
裾さばきが悪い
生地が毛羽立っていて、いかにも普段着
など、木綿=実用着という固定観念が強すぎて
当店では浴衣以外ほぼ扱ってきませんでした。
しかし、この度お客さまから「丹後織物の木綿ちりめん」
というものを教えていただきました。
実際さわってみると
昔とは全然ちがうぅー!!
木綿特有の毛羽立ちはなく、
さらっとしていて気持ちいい!
最新の技術により縮みも少ないらしく、
木綿生地の強さ、吸湿性の良さはそのままに
ちりめん技法によって放湿性も良くなり
汗ばむ季節にもピッタリ!
春から秋にかけて
普段着やお稽古着用として
めちゃ使いやすそう!
しかも家で洗濯可能(ドライクリーニング)で
スチームアイロンもOKなのが嬉しい
今まで洗える着物というと
ポリエステルしか選択肢がなかったのが
天然素材である木綿も加わると
肌の弱い私のような者にとっては大変ありがたいですー
さらに綿は静電気が発生しにくいので
ポリエステルなどの長襦袢とも相性よいですー!
A)丹後織物木綿ちりめん・水色地に紺のストライプ柄SOLD OUT
しなやかさ分かりますか?
ですよね~
紺の小袋帯を合わせてみました。
三分紐はクリーム色で。
帯留は現在店にないので
何かお持ちのものがあればご利用ください
単衣で仕立てるので
本来は絽の帯や単衣の半巾帯を合わせるのですが、
最近5月でも暑い日が多いですし
そんな時は冬用の帯や小袋帯を合わせたほうがよいです。
季節の装いについては賛否両論ありますが、
私的には普段着はあまりルールにとらわれすぎない
というのが持論です。
この小袋帯は本場筑前博多織のもので
とても締めやすいです!
特別に紺色とエンヂ色の2本だけ入荷しました。
B)丹後織物木綿ちりめん・紺地細縞柄
塩沢紬のようなシャリ感はないのですが
ちりめんのシボが良い手触りです。
夏塩沢に使われる駒糸が1300回〜1600回の撚りがかけられているのに対して、この木綿ちりめんは2000回の撚りをかけた糸が使われているそうです。
そのため生地は強く、シボも取れにくいそうです。
C)丹後織物木綿ちりめん・ライトブルー無地
昔流行ったダンガリーシャツを思わせるような明るいブルーです。
いろんな帯が合いそうです。
D)丹後織物木綿ちりめん・辛子色地に茶色の格子柄
画面によっては紫のラインに見える方もいるかもしれませんね。
ラインは全て茶色で、その横に赤の細いラインが入っています。
着物の普段着のオーソドックス色というか
太秦が似合いそうな感じです
かつて主人が黄八丈みたいな男物の着物が欲しいとか言ってたなぁと思い出しました。
その頃はまだこの業界に入りたてで、
勉強がてらデパートへ見に行くと
男性用反物は茶道などに使えるような地味な色ばかりで
もっと派手な色はないのか!
なんて言ってました。
現在は仕事で着物を着る機会が増え、
すっかり地味な着物男子になりました。
若かったんですかねぇ。。。
でも今でも私は
こんな普段着物を着る姿も見てみたいなぁ
なんて思います
カジュアルに着られる木綿着物!
おひとついかがでしょうか?
【丹後織物木綿ちりめん着物地】
巾:約38.3cm(1尺1分)※身長約172cmの方までお仕立可能です
価格:43,000円
※手縫い単衣お仕立て代・ポリエステル絽居敷当代込み
※お仕立には1ヶ月ほどかかります
【正絹小袋帯・筑前博多織】価格:11,300円※端の手かがり代込※お仕立には2週間ほどかかります。
【正絹帯締三分紐】価格:2,000円
※価格はすべて税込みです。
(なお価格は変動する場合がございますので、その都度ご確認ください)
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