京都・㐂むら(きむら)呉服店公式blog〜受け継ぐ着物

創業87年。2013年に家業を継ぐため異業種から転身。2021年に主人も加わりました。お得な商品の紹介や日常を綴ります。

着物にさわると色々と思い出す。物を大切にする時間にも使ってほしい #STAY HOME

2020-05-08 16:10:14 | ちょっといい話し

3月のはじめ。

よし!今年こそ薄羽織を着て出掛けるぞ!!
と思い仕立てたましたが
まさかこんな事になるとは夢にも思っていませんでした
 
着る機会もないまま
文庫に入れっぱなしになっていた薄羽織。
着付け教室もしばらく再開できそうにありませんので
トルソーに着せてみました。
 


トルソーさんは背が高いので羽織の丈が短く感じますが
151cmの私にはちょうどぐらいです。



テーマは5月の装い。
 
羽織:正絹紋紗ウスグレー地にタテ曲線柄薄羽織
着物:正絹お召ライトブルーグレー地の小スクエア柄着物(単衣)
帯:正絹博多織白地に青とピンクの献上柄八寸名古屋帯(母の借り物)
帯揚:正絹丹後ちりめん薄ピンク色
帯締:正絹京翠嵐工房紺地丸組
 
本来は単衣の着物は6月からですが
5月でも25度以上の汗ばむ日があります。
そんな時は普段着であれば単衣の着物でもよいと思います。



薄羽織だと帯が透けるので、後ろ姿がイイですよね~
 
そう言えば
着付け教室を始めた頃は人が集まらず、
よくこのトルソーに着物を着せて1階の展示場に飾っていました。
 
店を手伝い始めた頃も、
今のように割とゆるい時間が流れてたっけ・・・
 
着物にさわると色々と思い出します
 
思い出は自由。
ちょっとウイルスと距離を置く時間も
大切にしてほしいです。
 
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