京都・㐂むら(きむら)呉服店公式blog〜受け継ぐ着物

創業87年。2013年に家業を継ぐため異業種から転身。2021年に主人も加わりました。お得な商品の紹介や日常を綴ります。

上村淳之さん監修!ハヤブサ柄の染め名古屋帯が入荷しました

2021-09-07 21:00:00 | 

ようやく晴れたと思ったら再び暑さ残る京都。

それでも風はやっぱり秋ですかね。
風が吹くと気持ち良いです。
 
さて、そろそろ袷の季節の商品をご紹介していきたいと思います。
 
【正絹上村淳之監修染め名古屋帯地・薄ピンク地に松と隼柄】
 
 
珍しく染め帯が入荷しました。
松に隼がとまる上品な名古屋帯。

 
お着物に詳しい方はこの画を見ただけで
「上村先生の・・・」
とおっしゃいます。
 
ハイ!ご名答
花鳥画で有名な上村淳之さんの名古屋帯です。
厳密には上村淳之さん監修の元で描かれた名古屋帯です。
 
もちろんお太鼓の柄の下には上村淳之さんの落款があります。
 
 
なんでも上村さんのお庭にはたくさんの鳥が飼われているとか。
勇猛な隼もお庭ではこんな風に優しく鳴いているんでしょうか。

 
調べると隼の季語は11月だそうです。
でも松はおめでたい柄ですので、ちょっとしたお祝いの席に結んでいってもよいと思います。
 
着物はどうしよう・・・と考えた結果
コゲ茶の小紋の着物を合わせてみました。

 
よく見れば着物も松柄!
全然ちがうときに仕入れたのに思いのほかピッタリでちょっと嬉しい
 
私もさほど詳しくはないのですが、この松の柔らかいタッチは
おばあ様の上村松園さんの流れを感じたりします。

 
お太鼓にしたらこんな感じ。

 
紬でも合うんですけど、帯の上品さを活かすならやっぱり小紋ですかねー。

 
この流れで
京セラ美術館で開催されている上村松園展に行ってきました。
久々の陽気に夏塩沢を着納め。

 
明治から戦後。
激動の時代に活躍された女性日本画家。
 
印象的だったのは女性の着物の袂。
躍動的でとてもふんわり。
昔は長襦袢を着物より巾広く仕立てたので袖口と袂からしっかり長襦袢が見えるんですよね。
その色と半衿の色とを合わせたコーディネート。
オシャレ~
 
柔らかい雰囲気の中に力強さが秘められていて、
今の女性は強いと言いますが発信力が増しただけで、
女性は昔から強かったのだと、背中を押される気がしました。
 
本格的な日本画の染名古屋帯。
少しヤケがあるため特別価格となっております!
この機会におひとついかがでしょうか?
 
 
【正絹手描き上村淳之監修染め名古屋帯地・淡いピンク地に隼柄】(少々ヤケ有)
特別価格:SOLD OUT
※お仕立て代、日本製塩瀬用帯芯代込み。
※お仕立てには約2週間ほどかかります。
 
【正絹小紋着物地・コゲ茶地花びらと松葉柄】
特別価格:74,300円
手縫いお仕立て代、正絹胴裏代、正絹八掛代込み。
※お仕立には約1ヶ月半ほどかかります。
 
【正絹五島紐帯締(日本製)】
特別価格:6,800円
 
【正絹丹後ちりめん帯揚】
特別価格:3,900円
 
※価格はすべて税込みです。
(なお価格は変動する場合がございますので、その都度ご確認ください)
 
【お問い合わせ】
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