![Ca3g0013 Ca3g0013](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/20/88d3bce6f017231a1c3ee37b7fae44ce.jpg)
戦後の混乱期以後初と言われる計画停電ですが、もちろん我が家のある地域も対象地域であります。
被災地の事を思えばこれしきの事…とはいえ実際停電してみるとこれが結構つらいもんで、毛布にくるまって寝る事にしております。
しかし、日ごとに実施される時間がスライドされていくので自分の寝る時間も合わせてスライドしていくのはこれ如何なものかと…。
ただ、テレビのインタビューやラジオ番組に寄せられるメッセージなどでもこの停電に対して誰も文句を言わない事、むしろこれしきの事当然でありもっと何か自分たちに出来る事はないのかと思いやる人々がほとんどな事が同じ日本人としてとてもうれしく思います。
こんな状況でもほとんど略奪や暴動が無いのに海外のメディアは驚いていますが、あるわけがない。
「困った時はお互い様」
いつそんな教育をされたのか記憶はないけど、皆困ってる人がいれば自然と思いやり助け合う。
これはそれぞれの国の平素の治安とも関係してるのかもしれない。
発展途上国に於いては貧困の差や差別が根強くどんな時でもサバイバル状態。
ちょっと気を許せば殺されてしまう。
チャンスがあれば生き残れる最大限の術を選択しなければならない。
そういった中では略奪も自然と発生するのかもしれない。
仏教の根底となる慈悲、と言う言葉のもつ意味を調べると心を打たれます。
時として人はこの言葉をも伏せて殺し合いをもしなければならい状況に置かれますが、人が人としていられるうちは世界中の人々の中にも、どんな国や宗教の人でも慈悲の心を持っているはずです。
各国からの支援もそうであり大変ありがたい事です。
特にこの慈悲ー他の人を思いやる心ーが強い日本は必ず復興できるでしょう。
目の前で愛する人を失い助けられなかった人たちも、今は悲しみに打ちひしがれていても日本中の人たちの慈しむ想いを受け立ち上がれる日がくるでしょう。
…手をつないで逃げていた最中、奥さんとお子さんが波に呑まれ助けられなかったというオレと同い年くらいの男性の悔しそうな涙が…頭から離れません…