
小雨だった!

20%つったろ、きしょーちょー!
つか、全部セットアップした途端ポツリポツリと…
それも傘がいるようないらないような微妙な感じ。
待てど暮らせど止む気配もない。
う~む…
演奏もやって出来なくはないが果たして人は立ち止まるのか!?
いや、おれが傘を持ってない通行人なら、おっ!と思いながらも通り過ぎるな…
しかしここまでセットアップするのも大変な労力。
次回いつ出来るやもわからない
このまま引き下がるわけには…
意を決して数曲やって反応をみることにした。


と2~3曲演奏し終わったところで、なんといきなりCDを手にして頂いた方が!
小雨の中、財布からお金を出すことなどなかなか億劫でできるもんじゃない。
よし、機材が壊れるのが先か、CDが売れるのが先か!
その後も止みそうで止まない霧雨は続く。
ピアノのパネル部分はシートで覆ってはいるものの、鍵盤部はもはや水たまり状態だ。
頼む!あと数曲持ちこたえてくれ!
祈るような気持ちで演奏し続けているとまたもやCDをお買い求めの方が!


こうなったらここで我が機材死亡も本望!
YAMAHA S70XS
お前はうちの機材の歴史にその名を轟かすだろう!
躊躇うことなくシャウトするがいい!


そして屋台のあんちゃんの「そろそろここで屋台やるんで…」の一言により、小一時間の激戦は幕を閉じた…
雨が上がるのを待たず本来の予定で始めていれば倍は出来ていたのだが。
結果、霧雨の中にもかかわらずその後も数枚CDをお買い上げ頂き、また傘をさしつつも立ち止まって興味深く聞いて下さった方も結構いらっしゃった。
心からありがとうございます。


しかし、CDの売り上げはあくまでも反応の目安。
別に稼ぐのがここでやる目的ではない。
外でやるのはより多くの人に存在を知ってもらうためだ。
OWLにはそれだけの価値があるだろうし、きっと知ってよかったと思う人と出会えるはずだ。


生憎と今回は悪天候だったが、これで条件がよかったらもっと沢山の方が立ち止まって頂けていたのではないだろうか。
ま、自然相手のステージであるが故にこればかりはどうしようもないけど。
こういう活動はいろんな面で障害がつきまとう。
でも、そこに聞いてくれる人がいるならば少しずつでも続けて行きたい。
あきらめて帰っていたら今日気に入ってくれたお客さんは一生OWLを知らずにいたかもだし。
(いや、紅白出れるくらいになればそりゃさ…)
