to Heart

~その時がくるまでのひとりごと

ママが泣いた日

2007-06-30 22:01:46 | the cinema (マ・ヤ行)
原題 THE UPSIDE OF ANGER
製作年度 2005年
監督 マイク・バインダー
脚本 マイク・バインダー
出演 ジョーン・アレン/ケヴィン・コスナー/エリカ・クリステンセン/エヴァン・レイチェル・ウッド/ケリー・ラッセル/アリシア・ウィット/マイク・バインダー/デーン・クリステンセン

ある日テリー(ジョアン・アレン)は夫が家を出たことに気づき、彼が秘書と駆け落ちしたと思いこむ。彼女は大学から帰省中の長女ハドリー(アリシア・ウィット)や、三女アンディ(エリカ・クリステンセン)らに怒りをぶつけてしまう。そんなとき酒浸りの彼女を、元野球選手の隣人であるデニー(ケヴィン・コスナー)が土地の開発のことで訪れ……。 (シネマトゥデイ)

夫が若い秘書と駆落ちし、
捨てられた妻の憤り、惨めさを繕う八つ当たり、アルコールへの逃避。
世間的には別に珍しくもない夫婦の終わりの一つの形だろう。
見当違いの怒りを、
美しく素直な4人の娘や
明らかに自分に好意を持っているヤモメの隣人、デニーにぶつけることで
ギリギリ踏ん張っているテリー、、ちょっと恐い

ストーリーテラーのポパイ役、(エヴァン・レイチェル・ウッド)のナレーションで
いままで優しかったママ――というセリフが出てくるんだけど、
登場した時からずっと青筋たてて怒鳴ったり、
ケンカを売っているような凄まじいママばかりで、
優しいママを想像できなかった(笑)
ジョアン・アレンは『きみに読む物語』でも威圧的な母親役だったっけ・・
クールで、理知的な印象だけど、片時もお酒のグラスを離さず
酔ってるわけではない彼女の目は可愛くない(笑)
それでも娘たちは美しく好い娘で、それぞれに瑞々しい花のよう
『若草物語』を思い出させる
元大リーガーの酔いどれ中年デニー(ケヴィン・コスナー)は先ごろの
「ロッキー~ファイナル」を思い出してしまった
3年かけて真実にたどり着く、3年の間怒り続けていたママ・・・
不当な怒りでした。。。

私的にはヒステリックなママより、
娘たちがみんな良かったなぁ
自然に娘たちに受け入れられるデニーの打算のない雰囲気も良かった

でもこれ、正直DVDでヨカッターって感じ