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to Heart

~その時がくるまでのひとりごと

椿三十郎

2007-12-27 23:59:40 | the cinema (タ行)
黒澤映画不朽の名作を、オリジナルの脚本をそのままに森田芳光監督でリメイクした痛快時代劇。

監督 森田芳光
原作 山本周五郎
脚本 菊島隆三 、小国英雄 、黒澤明
音楽 大島ミチル
出演 織田裕二/豊川悦司/松山ケンイチ/鈴木杏/佐々木蔵之介/風間杜夫/西岡徳馬
/小林稔侍/中村玉緒

とある社殿の中で井坂伊織(松山ケンイチ)をはじめ、9人の若侍たちが上役である次席家老黒藤(小林稔侍)らの汚職について密談していると、椿三十郎(織田裕二)という浪人が現れる。密談を盗み聞きしていた三十郎は陰謀の黒幕を見抜き、室戸半兵衛(豊川悦司)率いる悪者の手先から若侍たちを逃がす。(シネマトゥデイ)

やっとというか、ついにというか観てきました~。
夕方の回に間に合いそうだったので織田ちゃん好きな友人にTELしたら、
夕飯の準備をしていた友人Mはチャリを飛ばしてやってきました(笑)
「ホントはコレはお正月映画だよねー」
で、「取っとこうか~」と言ってたんだけど、観ちゃったよ~お正月の楽しみ~

オリジナルのほうは三船三十郎が刀を担いでいることしか覚えてません。
原作も読んだのに(『日日平安』)すっかり忘れてました
だから今回の織田、椿三十郎が初めてのようなもの。
面白かった
役作りでかなり太ったという織田裕二(友人Mの情報)が、ワイルドで、カッコイイ

                
 
松山ケンイチくんを中心とした若侍のおまぬけぶりも可笑しく、
押入れ侍の木村演じる佐々木蔵之介は、久々に「サトラレ」の頃を思い出させるはまり役
仲代達矢が当時演じた室戸半兵衛役のトヨエツも、一物ある策士の怖さがそこはかとなく感じられて
椿屋敷の3悪人にも笑わせてもらったし、
キャスティングも、其々の演技もよかった

21人斬りでは、途中刀を換えるなどリアリティがあったし、残酷な血でなく、
効果音(肉を使用したそう)で表現していたのも良かった。
映像がきれいだったし、私は特に大島ミチルさんの音楽が凄くよかった

楽しくて爽快な時代劇~お正月にふさわしい映画だと思います!