to Heart

~その時がくるまでのひとりごと

図書館戦争

2013-05-14 15:09:18 | the cinema (タ行)

製作年度 2013年
上映時間 128分
原作 有川 浩『図書館戦争』シリーズ(角川書店刊)
脚本 野木亜紀子
監督 佐藤信介
音楽 高見優
出演 岡田准一/榮倉奈々/田中圭/福士蒼汰/西田尚美/鈴木一真/相島一之/嶋田久作/栗山千明/石坂浩二/橋本じゅん
メディアに対する取り締まりを正当化する法律“メディア良化法”が施行されてから30年がたった日本。読書の自由を守るための自衛組織“図書隊”の隊員にかつて助けてもらった笠原郁(榮倉奈々)は、憧れの図書隊員になる。担当教官・堂上篤(岡田准一)の厳しい指導を受け、女性で初めて図書特殊部隊に配属された郁。そんなある日、図書隊とメディア良化委員会の対決が避けられない出来事が起きる。

一番の私の映画友は、実は昔からのジャニファン。
いつも私のリクエストに付き合ってくれるので、今回は彼女の観たいこの作品にお付き合い♪
原作が「フリーター、家を買う。」「阪急電車~」の有川浩さんということで気にならなかった訳ではないのだけれど、キャストに惹かれなかったというか。
ですが!
コレが結構面白かったんです

図書館の自由に関する宣言で幕を開けるSFですが、
この4項目の網領(こうりょう)は1954年から実際に存在しているものですが、
それをみつけてこのパラレルワールドを創り、図書隊を創り上げていく有川浩氏の
イマジネーションが凄いと感じます

女性ながらミリタリーものを得意分野としている有川さんだけあって、
図書隊の訓練、敵対するメディア良化委員会の執行隊とのバトルも、迫力はあるんだけど、
ラブの絡ませ方も含めて、どこかやっぱり女の子向けかな~という印象

女の子のお仕事モノ、という設定も、
主人公・笠原郁の天真爛漫“王子様”発言が
男所帯の図書隊で公言されるなどは、やっぱマンガちっくだわー
同じミリタリー系なら、現在放送中の同じ有川さん原作の「空飛ぶ広報室」の方が自然かな。

ただ、これはやっぱり岡田クンあっての成功作だという気がしますね♪
クライマックスの堂上(岡田)vs武装組織(鈴木一真クン)の対決は超~~迫力。
番宣でのトークで、彼が3種の格闘技のインストラクター資格を持っている事を知ったのですが
流石のアクションシーンを見せ付けてくれます!


他キャストでは、笠原郁の同期でライバル役の福士蒼汰くんは、朝ドラ「あまちゃん」にも出演中の方なんですね~。
妙にフォーカスされていて??だったんですが仮面ライダー出身だとか。
子供が大きくなるとその辺が疎くなってしまいます(笑)
栗山千明さん、頼りになる先輩と思いきや、同期だった!?なかなかカッコイイです
後、私の中では怪優という位置づけの橋本じゅんさんが、今回は美味しい
それと、
図書隊創設者の稲嶺は、有川さんが児玉清をイメージに書かれたという事で、
今は亡き児玉清さんが写真出演されていました。
ちゃんと世の中にメッセージを送っておられた児玉さん、ソコの所も好い着目でしたのに。。

興行的には「藁の楯」を上まっているこの作品が、明るいし一般受けし易いというのは解ります。
個人的には「藁の楯」の方が見応えがあり好みでしたが、
コチラはオバサンな私も楽しめたけどやっぱりライトノベルな若い層向け、という気がしました
デートムービーとしてオススメ
コメント (12)
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