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その男、悪にして英雄。
愛する者のため、悪にこの身を捧げよう――
製作年 2014年
原題 Dracula Untold
上映時間 92分
監督 ゲイリー・ショア
衣装デザイン ナイラ・ディクソン
出演 ルーク・エヴァンス/ドミニク・クーパー/サラ・ガドン/チャールズ・ダンス
ブラム・ストーカーの小説『ドラキュラ』のモデルとして知られ、
“串刺し公”の異名で恐れられた実在の君主ヴラド・ドラキュラを描くダーク・ファンタジー・アクション。
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感想が遅れましたが、公開初日に観てきました。
巷の評判は分かれているようですが、私は普通に楽しめました~
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事前情報をほとんど持たずに大抵の作品を観る私ですが、
この作品は、これだけ知っていればそんなに凄いアクション等期待して、落胆することは無いかも。
先ずドラキュラの由来。まあ、これは直ぐに説明があるのですが、
ルーマニア語で「竜公、または悪魔公の息子」という意味を持つ「ドラクレア公」=英語読みで「ドラキュラ公」
劇中何度も出てくる「串刺し公ヴラド」の名前の由来―。これは劇中では説明不足かも。
ヴラドの治めるトランシルヴァニア地方は、オスマン帝国とハプスブルク君主国の狭間に位置していたため、戦争が絶えることはなく
その為、敵を串刺しにし、もだえ苦しむのを数日間放置する処刑により、
オスマン帝国軍を恐れさせるのが目的だった…―。
―確かに残酷な所業...。でも、これも民と愛する者を守る小国の知恵。決して非情な男ではない。
しかし、愛する妻との誓いを守り抜くには…―!ってことで、
悪魔との取引開始。。。もし、3日間の誘惑に屈することあれば――の後の展開を妻は知らない...。
果たして鳥のように素早く動け、鳥の目と耳も与えられたヴラドは
たった独りで超大国・オスマン帝国の大軍からヴラドは民と家族を守り抜けるのか?―
という、、孤独な戦いに身を投じる男の物語―。超単純な、解り易さです。
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美男俳優が思ったより少ないのは誤算でした(爆)が、
力を持たない小国の王が、孤軍奮闘する姿にはやっぱり感情移入。
だけど、、、オクサンそりゃあ~ないぜ。とも思う.....
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悪魔と取引をして僅かに3日間の、悪になり切れない愛される夫、愛される父親の苦悩
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ヒーローに付き物の犠牲的精神にやられますが、ラストは好みが分かれるかも知れませんね。
私は嫌いじゃなかったですけど・・
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