制作 2020年
上映時間 110分
原作:今村夏子『星の子』(朝日文庫 / 朝日新聞出版刊)
監督・脚本:大森立嗣
芦田愛菜 岡田将生 高良健吾 新音 田村飛呂人 赤澤巴菜乃 黒木華 原田知世 大友康平 永瀬正敏
幼少より病弱な娘を救いたい一心で、両親が新興宗教に傾倒し次第に崩壊していく家庭を、娘の視点により描く。第39回野間文芸新人賞受賞作[。第157回芥川賞および本屋大賞2018候補作の映画化。
大好きなお父さんとお母さんから愛情たっぷりに育てられたちひろだが、その両親は、病弱だった幼少期のちひろを治した“あやしい宗教”を深く信じていた。中学3年になったちひろは、一目惚れした新任のイケメン先生に、夜の公園で奇妙な儀式をする両親を見られてしまう。そして、彼女の心を大きく揺さぶる事件が起きるー。
これは予告を観た時から観ると決めて、公開早々に観たのに、
記事が今頃になってしまいました・・・
それにしても、
愛菜ちゃんを知ったドラマ「Mother」から、もう、10年が経ったんですねぇ・・・。
このトシになると、10年があっという間です(笑)
ちひろの両親が新興宗教に心酔していったのは、"幼少期のちひろを治した"から。
家中がその宗教の祭壇やグッズで溢れ返っていて、その為に生活が貧窮していっても
両親は仲睦まじく、ちひろも何の疑念も持たず"特別な生命力を宿した水"を常用していた。
ちひろは両親を愛していたから信じ、愛されていたから疑いも持たなかった…しかし、
5歳年上の姉は家を出ていっており、
周囲は好奇の目で眺めていて、親戚も半ば諦めつつも、ちひろの事を心配している…
社会が不安定になると、色んな新興宗教が生まれる。
恐らくは子供のころから私は、信仰や政治のハナシはしないと決めていた。
それは我が家の(実家ですが)家訓ともルールともいっていい。
冠婚葬祭や、大人が集まる中で聞こえてくるひそひそ話から、幼いながらも
暗黙のうちに触ってはイケナイ話題だと感じていたのもある。
なので、
この作品の感想は特に難しい。。。
傍からみて、明らかにオカシク、滑稽な事でも、
"特別な生命力を宿した水"の中身が水道水に替えられていると分かった後も、
まさに鰯の頭も信心からなので
両親は変わることはなく、、憧れのイケメン先生にバカにされても、
ちひろは集会に参加するのです…
その集会・・のシーンは得体の知れない怖さがありましたが、
信じる事――、その功罪を問うラストシーンではありました
幸せはどこにあるのか?
ちひろの両親、そしてちひろは不幸なのか??
家族から離れていったお姉ちゃんは???――考えさせられます。。
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