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愛を弄んで、運命に弄ばれる。
製作年度 2012年
原題 危險關係/DANGEROUS LIAISONS
原作 ピエール・コデルロス・ド・ラクロ
製作国・地域 中国
上映時間 110分
脚本 ゲリン・ヤン
監督 ホ・ジノ
出演 チャン・ツィイー/チャン・ドンゴン/セシリア・チャン/リサ・ルー/ショーン・ドウ
これまでに何度も映像化されてきたピエール・コデルロス・ド・ラクロの古典を、舞台を18世紀のパリから1930年代の上海に移した、ホ・ジノ監督が描くラブ・サスペンス
「危険な関係」は、フランスの作家ピエール・ショデルロ・ド・ラクロが発表した小説で、18世紀後半のフランス貴族の社交界を舞台に、プレイボーイの子爵と策略家の侯爵夫人が貞淑な人妻を恋愛ゲームに巻き込んでいく模様を、書簡形式で綴った文芸小説。
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富豪たちが享楽的な生活を謳歌していた魔都上海で巻き起こる危うい恋のゲーム。
彼女の心の奥に渦巻くものは、果たして本当に復讐なのか?
彼の欲しいものはゲームの勝利なのか?
という、
ストーリーは珍しくはないけど、美しく残忍な恋の駆け引き、キャストで楽しめました。
聖女のような高潔さと知的な美しさに溢れた未亡人=チャン・ツィイーと
策略家で妖艶な悪女=セシリア・チャンのコントラストが余りにもクッキリで気持ちがイイ。
放蕩生活を送るプレイボーイのチャン・ドンゴン、髭を付けただけで素敵なドン・ファン(笑)
この3人が揃いも揃って、なかなかそのホンネをチラともみせないで終盤まで持って行くのです
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これはこの3人それぞれに演じ甲斐のある役だったと思わせます。
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ゲームに勝つために、二人を支えていたものはプライドか?支配欲か?
ゲームに執着し嵌っていくふたりが、何でも簡単に手に入れられる富裕層にいながら、
本当に欲しいものを手に入れる事が出来ないのはナゼか・・・
序盤は正直退屈ですが、この美しく退廃的ムードを纏った3人の真実を追っていく時、
キャストの魅力的な演技もあって、途中からは飽きませんでした。
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それにしても″カサノバ″もどきのプロローグのチャン・ドンゴンですが、
直ぐに思い浮かんだのがクラーク・ゲーブルでしたが、途中から、
うつむき加減で口をすぼめて微笑む彼はオダギリ・ジョーに見えて仕方なかった!
女性も美しいけど、男性もね(笑)
感じ分かります。
ちょっと下向きで、くいっと口角上げるあたり。
似合ってましたね。
わたしは、若かりし頃のマルコビッチの印象が強すぎて、マルコビッチがドンゴン?と、なかなか脳内変換できずに、おろおろして見てましたわ。
マルコビッチが、ドンゴンはちょっと慣れないですよね~。
髪のいろ、眉の色、も大きく関係してきますからね~。
まあ、過去に共演した時はそうでもなかったのだから、これはやっぱり
髭と衣裳なのでしょうが、オダギリ・ジョーに見えて仕方がないドンファンでした
こういうドラマって、案外男性監督もお好きなのかしら?って思ったわ(笑)
うつむき加減で口をすぼめて微笑む彼はオダギリ・ジョーに見えて仕方なかった!
おおおぉぉ私もね~レット・バトラーさんだよ、これっと思ってました( 〃▽〃)
セシリア・チャンに覆いかぶさっていくところとかね~ラストの方のレットを思い出したわ。
オダジョの事は抜けてました。
そう言われれば新島襄……。
ストーリーよりも役者を見るって感じでしたわ^^
それと、ツイコメの恥ずかしいミス、ゆるしてね(笑)ちっとも気付かなかった
>ストーリーよりも役者を見るって感じでした
ですよね~
演じる側はともかく、企画する側って、、、こういう古典的な
ラブ&悲劇が好きな人って、
どこの国にもいるんだなあ~と思いましたわ(笑)
キャストがよかったのでそれなりに愉しめました。