きりこのささやき

江戸切子の製造販売店のささやき

12月になるんですね。

2007-11-30 13:29:32 | まち歩き

冬到来でしょうか、寒くなってきましたね。
11月も今日で終わり、今年も残り1ヶ月となりました。
去年の同じ時期を思い出しながら、少しは人として進歩しているかななんて
反省しながら残りの12月を過ごしたいです。

少し前の事ですが、どこぞの『大人の大学』とかの講座で
伝統工芸について学んでいるという年配の方がお出でになりました。
「廃れゆく伝統工芸を見てくるように」と先生から言われたそうです。

伝統工芸の行く手を阻んでいるものが有るとすると、それは日本人そのものなんですね。
その方には、「廃れてはおりませんよ。それどころか進化の途中です。」と申し上げました。

安くなるからと、安易に中国に伝統工芸の技術を
持っていってしまうのは日本人。
ブランドの何十万のバックや何百万の時計は買えても、
江戸切子は高いと言う日本人。
このような現状の日本で、今、伝統工芸に携わっている職人さん達は
すばらしい実力の持ち主ばかりです。
身近にある宝物に気付いてくださると嬉しいですね。

さて、今日の工房は御注文の品の制作、売れてしまった品の補充等をしております。
緑色の葉書入れが出来ました。若竹の切子で新春に相応しい作品です。
時々読み返したい年賀状等を入れておくのに良いのではないでしょうか。
又、花入れとしても使えます。

コメント
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