最近よくここでも紹介している恩師・桜木哲史先生が本日(6/12(金)11:30~)エフエム佐賀の「週末はざっくばらん」に出演されています。
先日収録に立ち会い話を聞くこが出来ました。
興味深かったのが「剣道選手権者選抜優勝大会」優勝の話です。
これは1982年に日本武道館で行われた 全日本選手権、世界選手権など優勝者ばかりを集め真の強者を決めるという剣道界では必ず話のネタになる、後にも先にも伝説といわれている大会です。
僕は先生のことを常にエリート街道を走ってきた天才だと思っていました。
ところが先生は自分のことを雑草だと語っています。
●当時先生は高校での授業の後、僕らチームの指導を終え、くたくたになった体で夜、まだよちよち歩きの2人の息子たちを連れ、県内のいたるところに強い相手を求め稽古に行っていたらしいのです。
全国の優勝者ばかりが集まるこの大会で、雑草の自分はいつ負けても自分に恥じない剣道をするために日夜稽古を続けていたということ。・・・知りませんでした。
無欲になり、今この場所で自分の全身の力のすべてを出しつくすという集中力、そしてたゆまぬ努力、これこそが「最強の剣道」と呼ばれた所以です。
●また先生は「桜の木の下で」のエピソードも語ってくれました。
僕はこのCDが出来る前に出来立てのデモテープを持って先生を訪ねました。デモテープを聴いた先生は奥さんと二人で泣いたそうです。
高校の頃いつも先生から剣道で一本取りたいと思っていました。しかし先生は遥か高いところに立っていて、足元にも及ばない僕はかすりもしませんでした。
しかしこの歌を歌うことで 一本とれたのかもしれません。そして少しだけでも恩返しできた気がします。
エフエム佐賀を聴ける人は是非聴いてみてください。
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