木原慶吾&スピリッツに参加してのライブが終わりました。いつかまたやってみたいと思っていたけれど20数年ぶりに実現できました。
僕がこのバンドに所属していたのはたしか1985~1986年頃のことです。学生時代の活動が認められて誘ってもらったものの、プロとしての自覚が足りず挫折を知ったのもこのバンドでした。 ムッシュかまやつさんのバックバンドでツアーしたことや数多くメジャーな方々との交流が出来たのもここでの経験でした。
なかなか上手くならず随分迷惑もかけました。今かまやつさんをテレビで見るとき「この人のバックバンドをやった中で俺が一番ヘタだろうな・・・・。」なんて思ってしまいます。
当時ギターの安田さんからは寝ずに教えていただきました。今僕が弾くオルガンはすべて安田さんから伝授されたものです。
木原さんからは技術的なこと以上に精神的なことを学びました。バンドをまとめていく術、そして「プロとアマの違いは上手い・ヘタではなくて、金がもらえるかどうかの違いだ。」ということ。 音楽の世界で食べていくことの厳しさを身をもって経験し、そして挫折したのです。
今僕が音楽を続けていけているのはこの経験があったから、ただただ感謝です。
スピリッツを辞めてからも木原さんとの関係は続きました。お互い快く思っていなかった時期だってあったはずです。
しかし20何年ぶりにバンドとして誘っていただき共にステージに立ちました。相変わらず僕はヘタな演奏でした。そして歌わしてもらいません。しかしバックに徹すること、コーラスをとることに幸福を感じました。
今回ゴダイゴのギタリスト浅野さんも一緒で、30数年間プロとしてひたすらバンドマンをやりつづけた人たちの凄さを感じたステージでした。
木原慶吾&スピリッツ・・・是非ライブを見てもらいたい素晴らしいバンドです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます