北村尚志のブログ

ようこそ!北村尚志のブログへ。音楽活動、番組情報、仕事、そして毎日のいろいろを紹介しています。

音楽制作回顧

2015年01月08日 | 尚志の音楽話
年末年始は改めて自分のやってきた音楽について考える時間でもあった。
僕の場合はライブより制作する時間が多かったような・・・。

レコーディングを始めてもう30年以上が経過した。
手さぐりではあったけれど続けてきた。

始めはカセットMTR、次にアナログハーフインチのMTR。
次はデジタルADAT、ハードディスクレコーダー、
最後はパソコンによるレコーディング。

多重録音も4チャンネルが8チャンネルになり16、24・・・
今では無制限に音を重ねることができる。

以前はチャンネルが増えるにつれ機材も増え続けたが、
パソコンになってすべてが一変し、ほとんどの機材が要らなくなった。

様々な音効果がかけ放題、やり直しも簡単、ノイズも全くない、
こんな夢のようなレコーディングが誰でも安価で出来るようになった。

しかし業界はまたアナログに回帰しつつある。
パソコン内で完結する音は面白みがないということ。

例えばロックバンドは大きなスタジオで みんな一斉に
「せ~の」という感じで演奏し、それを録音する。
これは当たり前で正しいことだと思う。

多重録音でも音の入り口と出口にアナログの機材を挿入し、
音を柔らかくする?ということが流行りになっている。
このアナログ機材もビンテージなものが多い。

思えば僕が普段聞いているような60~80年代の音楽などは、
それらの機材を通っているわけで、確かに音楽のみでなく音も柔らかく感じる。
年末から昔の機材のマニュアルを手に格闘した。

今ハイレゾというワードが音楽業界の救世主になっている。
本当のいい音を聞きたいというのは昔から音マニアの願いなのでいいことだと思う。

僕も早速ハイレゾ録音ができる環境にしたけれど、
データが重いので多重録音ではまだ活用していない。

音楽制作もライブもやりたいと思う。
これらの課題も山積み。
しかしいつまでやっているんだろうか・・・


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 始動 | トップ | 1月12日の「19BOX〜あの日の忘れ物... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

尚志の音楽話」カテゴリの最新記事