インディゴブルーの風

剣道着と袴を洗いました。
すっかり夏の陽気となり、昨日の稽古で「この臭いはやばいな・・・」
と思ったからです。

高校時代の道場は胴着の陰干しで臭かった思い出。
何となく長い間、胴着は洗濯してはいけないものと信じていました。

しかし、臭いモンは臭いので洗いました。

あとで聞いたらみんな「もちろん洗ってるさ！」とのことでした。
しかし藍色を落とさないように上手に手洗いしているようです。

朝一番、今日も快晴！
浴槽にぬるま湯を張り、稽古着を入れ、大胆に足で踏みつけます。
ここで役にたったのが、先日購入したジーンズ専用の洗剤。

藍染の藍には殺菌作用があるといわれ、藍染の稽古着は
「武士が切られても皮膚を殺菌するため。」というウンチクを聞いたことがあります。

そういえばジーンズのインディゴブルーも西部劇で似たような話を聞きました。
こんな小さな共通点を見つけ、なんだか嬉しくなりました。

藍色は繊維に付着しにくいのが特徴らしく、洗えば洗うほど落ちていきます。
確かにジーンズはだんだん色落ちしていい感じになりますが、
剣道着の色落ちはかっこ悪いので、ある程度でやめることにしました。

堅く分厚い稽古着＆袴は脱水するも大変、そして庭先で陰干し。
朝から重労働になりましたが、いい気持ちです。
剣道を再開してもうすぐ一年、この稽古着が飾り物にならなくて良かったです。