友人のサックスプレーヤー深町宏くんがうちに遊びに来た時、僕が昨秋に出したCD「コスモスのように」のジャケットを見てこぼした言葉が印象的でした。
「この絵を描いた人の目にはコスモスはこういう風に見えているんだろうね・・・見えてないとこうは描けないよね。」
人それぞれモノの見え方、音の聞こえ方、感じ方はあると思います。
深町くんにはどういう風に聞こえてるんだろう・・・と彼のアルバムを聴きながら思いました。
作り手と聞き手、持っているイメージは違うことが多いでしょう。
僕も歌を作る時、メロディや歌詞を何度も差し替えます。
その作業を何度も何度も繰り返しながら ある時「パッ」と映像が浮かんでくるんです。
やがて断片的な映像が繋がって ひとつの物語が生まれます。
物語も人によって感じ方が違いますが、これはまたこれで素敵なことだと思います。
でもそれはそれだけのことだったのでしょう。