バンドが出来るということ

　財津和夫さんのコンサートを見てチューリップのコピーバンドを
やっていた頃のことを思い出しました。

高校の頃は同級生とチューリップばかりやってました。
バンド名は「パンジー」。
本当にセンスのない名前ですが、僕らの青春そのものでした。

「チューリップに似てる！」なんていわれると嬉しくてたまりません。
しかしいつまでもモノマネは？？？
大学のバンドでは「もうチューリップはやらない」と誓ったのでした。

３０代も中頃になった頃、また懐かしさでチューリップのコピーバンドを組みました。
その名も「イエローマジカルシューズ」。
チューリップのデビュー曲「魔法の黄色い靴」からとったものです。

そして昨日たまたまイエローマジカルシューズの演奏をYOU TUBE
で見つけてしまいました。

何気に見ていましたが「なかなかいいじゃん！」と思いました。
７０年代中頃のチューリップを知るファンの方には
「おっ！」っと思わせる選曲です。

この映像はたしか２００６年の１１月２３日のものです。
忘れもしません。この一ヶ月前、ギターの桑田夏夫が肺癌を宣告され、
地の底に落とされました。
当然中止を考えましたが、（もしものことも思い）メンバーで話し合い
コンサートを決行したのです。
死ぬ覚悟もあったかもしれない夏夫のギターとメンバーの気合いを
感じさせる演奏です。

このコンサートの二日後、夏夫は入院・手術・・・そして今も
元気にギターを弾いています。

仲間がハンディカメラで撮ったものですが、いい感じですね。

今年はメンバーの村田英祐が亡くなり大きな悲しみを味わいました。
そして様々なことを考えました。
健康で仲間と仲良くバンドやれることは何よりの幸福です。

写真：たまのすけ
yellow magical shoes　ｔｕｌｉｐのカバー　ハーモニー

★桑田夏夫の歌を追加しました。この日一番人気のあった曲です。
yellow magical shoes　ｔｕｌｉｐ　カバー　悲しきレイントレイン