レコーディング今昔

レコーディングをはじめて30数年、10代の頃から随分楽器や機材に投資した。
あの頃は毎日毎日、機材を買うためだけに働いていたような・・・。

自宅にスタジオを作った頃はアナログ機材が充実していた頃、
そしてすぐデジタルに移行するようになった。
その頃はすべての機材が高価で、それらを導入していたせいもあり、
パソコンでの音楽制作時代に乗り遅れた。

それでもパソコン制作をはじめて10年くらいが経った。
昔揃えた機材はほとんど使ない。

最近仕事でアナログのミキサーが必要になった。
久々にさわったアナログのミキサー、
使い勝手はアナログで、中身はすべてデジタル。

音質も素晴らしく満足のいくもの。
リバーブも２機ついているし、すべてのチャンネルにオートコンプも装備。
これで他に何が必要？というくらいの充実ぶり。

この内臓リバーブ単体で10年前は20万したはず。
それなのにこのミキサー本体がその半分の値段。
もう凄すぎてものが言えません。

ラックの中の古い機材はそのうちオブジェになる運命か！

最近レコーディングをはじめた人はラッキーというかなんというか。
とにかく何でも容易に出来るようになった時代です。

ラジカセ2台をつないで多重録音した時の感動・・・。

大切なものを見失わないようにしたいものです。