この春新しく創刊された剣道専門雑誌「剣道JAPAN」に嬉しい記事を発見!
香港のエリート銀行員205名が来日し東京で開催された剣道の研修が8ページにわたりレポートされている。
これはこの銀行が仕事を円滑にこなすために毎年行われている
スポーツ海外研修で今回は初めての剣道だという。
全員が未経験、しかし全員が稽古着、袴、竹刀を購入しての参加というやる気満々の研修。
そしてその総指揮をしたのが我が師匠 桜木哲史・はるみご夫妻なのである。
「剣道を通じて日本人の心を伝えたい」と常日頃から語っている師匠は
正に日本を背負っての指導だったに違いない。
研修は限られた時間で剣道における精神性、相手を思いやる心を軸に実技までも行われたらしい。
うちの道場からも弟子たちがサポートとして参加しているが、言葉も通じないような状況でも
手際よく運営されたことも絶賛されていた。
中でも一番ウケたのは柳生新陰流の形、小城に伝わる新陰流をうちの若い女子たちが披露。
「静寂」の文化があまりない外国人が息を飲んだというが、その状況は理解できる。
参加者は感銘を受け、香港に帰ってから剣道を習いたいという人も多数いたという。
モノではなく日本の精神性を輸出できるのは実に嬉しいし、
その役として地方在住のわが師匠が選ばれたことは弟子としては誇りである。
近年海外で活躍する日本人のことをサムライと称することが増えたが、サムライ精神はここにある。
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