部屋掃除の途中でひょっこり出てきた古いビデオテープ、何が入ってるかな?と見てみると10数年前の我が家の風景、まだよちよち歩きの娘たちの姿だった。
たちまち家族が集まって見出したら、つい何時間もハマッて見てしまった。
「かわいい~。」「ホントかわい~い~。」「う~ん天才!」「きゃ~、かわいか~。」「気のきいとう・・・。」「ブスやけどかわいい。」
みんなで何度「かわいい」と叫んだだろう。 子どもがなにを言っても笑いにあふれてる、そこには絵に書いたような幸福があった。
他人から見ればどうでもいい光景、そしてたいして可愛くないだろう子どもたち・・・。
家族しかわからないささやかな幸福だ。 何となく忘れかけていたなぁ・・・。
誰に教わったわけでもない、子どもをそして家族を愛おしいと思う感情。
太古の昔から繋がってきた感情だ。
つい捨ててしまうところだったビデオテープ、この中の世界こそが何にも変えられない宝物だ。